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石田 勝紀氏

「自分の頭で考える子に変わる! 『5つの魔法の言葉』」

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11月5日(木)石田 勝紀氏 による「自分の頭で考える子に変わる! 『5つの魔法の言葉』」講演会をzoomにて配信いたしました。
 「賢い子は何が違うのか?」「同じように勉強していているはずなのになぜ差がついてしまうのか?」それは、同じものを見ても「見え方」が決定的に違うから。石田氏はそれを3つに分類。①黒板を真面目に写していて、学んでいるように見えるが、意味を考えずに書いているだけで学ぼうとしていない人。②授業中、仕事中しか学ばない人。③寝ている時以外、日常すべてが学びになっている人。③の人は全体の7%ほどで、「地頭がいい」と呼ばれる人であり、その多くは生まれつきだろうと語りました。ですが、誰でも『5つの魔法の言葉』を日常的に声かけすることで「考える力」は身につくと断言しました。「地頭」とは、別の言い方をすると「考える力」のこと。そしてそれは、「疑問をもつ力」「まとめる力」のことだと石田氏。
では、「疑問をもつ力」を育むには、どうしたらよいのか? そのためのマジックワードが3つ。「なぜ?」「どう思う?」「どうしたらいい?」です。このように問われることで、そのことに意識が向き、考え始めるきっかけを子どもに与えるというのです。日常の会話のなかに、それらの問いかけがあることで、問う姿勢が身につき、勉強中にも「なぜ、このように解くのだろう?」「長文読解で、主人公はどう思うのだろう?」「この問題を解くにはどうしたらよいのだろう?」と自分の頭で考えるようになると言います。ただし、これらの問いかけは、子どもが嫌がるほどしつこくやらないのがコツ。
 続いて「まとめる力」を育てるためのマジックワードを2つ。「要するに」「例えば」について説明しました。子ども自身が見えている世界は具体的なものばかりであるが、その具体的なもの同士の共通項を見つけて抽象的な概念を獲得するための言葉かけが「ひとことで言うと?」「同じところを探そう!」などとも言い換えることができる「要するに」なのです。逆に「他にもあるかな?」「例をあげると?」とも言い換えられる「例えば」と問いかけると抽象概念に基づく例を考えることができ、イメージが明確になります。
今回の講演では、具体的な言葉かけによって「考える力」が育つ仕組みを学び、11月25日より、さらにそれを実践して身につける連続講座が開講されます。

登壇者プロフィール
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石田 勝紀氏(いしだ かつのり)
一般社団法人 教育デザインラボ 代表理事/公立大学法人 都留文科大学 国際教育学科 特任教授 
1968年、横浜市生まれ。20歳で学習塾を起業。これまで4000人以上の生徒を直接指導する傍ら、講演会、セミナーなどを通じて5万人以上の子どもたちを指導してきた。35歳で、都内私立中高一貫校の常務理事に就任し、経営、教育改革を実践。現在は「日本から勉強嫌いな子をひとり残らずなくしたい」という信念のもと、全国各地で講演会、カフェスタイル勉強会「Mama Café」、研修会を年間400回以上主催し、NHK、民放テレビに出演している。『東洋経済オンライン』の教育連載コラムは、累計9100万PVを記録している。主な著書に『勉強しない子には「1冊の手帳」を与えよう!』『子どもの自己肯定感を高める10の魔法のことば』『中学生の勉強法』『同じ勉強していてなぜ差がつくのか?』はじめ、多数の書籍出版。


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