8月7日(金)「アンスクーリング 『好き』から始まる学び方」と題して、NPO法人日本ホームスクール支援協会理事で、自らも子どもをアンスクーリングで育てている北本 貴子氏と、「YESインターナショナルスクール」校長でサイエンス作家でもある竹内 薫氏によるZoomライブ配信講演会を開催いたしました。
冒頭、ホームスクールには、いろいろな形があり、子どもの数だけあると北本氏。家庭においても学校のようにカリキュラムに沿って、親が先生替わりになって行う「School at Home」。通信教材を家庭で行う「Learning at Home」。それに対して、子どもの興味関心をスタートに学んでいく「Unschooling」。自分自身で、自分の学ぶ場所を選んでいく(学校に限らず、カフェや図書館など)「Hack school」。義務教育の地域の学校に対して、代替の学びを提供し、その進捗を学校に報告してくれる「Umbrella School」(アメリカに多数)。これらの総称として、ホームスクールと呼ばれていると説明しました。
「ホームスクーラーの子どもの興味関心は、どうしたら持続できるのか?」という問いに対して、子どもの探求心を手助けするものとして、次の4つが大切と竹内氏。①親自身がさまざまなものに興味をもち、日ごろから自ら調べる習慣があること。様々な種類の好奇心をくすぐる本を多く身近に置いておくこと。③料理を一緒に行うなどして、キッチンサイエンス的興味を楽しむこと。④素敵な大人との出会い。子どもは身近にあるものから学ぶものだと強調しました。
「ホームスクーラーの進路には、どのようなことが考えられるのか?」「ホームスクールをする場合の親の子どもとの関わり方はどのようにするのがよいのか?」など、参加者からのご質問が多く寄せられ、丁寧にひとつひとつ回答をいただきました。日本全国いろいろな地域からのご参加があり、関心の高さがうかがえる講演会となりました。
登壇者プロフィール
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竹内 薫氏(たけうち かおる)
「猫好き科学作家」(サイエンスライター)。 科学の真面目な解説があるかと思えば、それを小説風に料理したSFタッチのショートショートも登場する。SFか現実かわからない不可思議なミステリーも飛び出す。本の多くには変幻自在のシュレ猫が登場する...それが「竹内ワールド」だ! 科学評論、エッセイ、書評、講演などを精力的にこなす。妻と娘と猫4匹とともに横浜に在住。
1960年東京生まれ 筑波大学附属高等学校卒業 東京大学教養学部教養学科卒業(専攻、科学史・科学哲学) 東京大学理学部物理学科卒業 マギル大学大学院博士課程修了(専攻、高エネルギー物理学理論) 理学博士(Ph.D.)
北本 貴子氏(きたもと たかこ)
2002年から2012年にかけて子育てをしながら経理やデザイン、SEO関連事業の仕事を経験し、2012年デザイナーとして個人事業を立ち上げ独立。その後2013年5月にセールスプロモーションやデザインを強みにブランディング事業を中心とするラナンキュラス株式会社を立ち上げる。現在は、ソーシャルデザイン企業として、主にソーシャルビジネスを展開する(しようとしている)企業の新規事業の立案や運営、新サービスの開発など"ゼロイチ"に多く携わる。自社では大型教育イベント「Kids Fes」の主催や子育て中の女性経営者のランチ交流会「M+」の運営なども行っている。2018年より、NPO法人日本ホームスクール支援協会理事にも就任。自身も子ども達をホームスクールで育てる。
NPO法人日本ホームスクール支援協会:http://homeschool.ne.jp/
会社HP:https://ranunculus.co.jp/
KidsFes:http://www.kidsfes.com/
M+:https://www.mplusmplus.com/
北本 貴子氏
北本貴子氏
北本 貴子氏
北本 貴子
北本貴子
北本 貴子
竹内 薫氏
竹内薫氏
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竹内 薫
竹内薫
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