都市化が進み、子どものリアルな自然経験の少なさによる弊害が、
体力だけでなく知力にも現れていると指摘されています。
AI時代になったからこそ、子どもが実際に自然の中で体験し、
そこから得られる知覚を通して、ゆっくりと知性を育むことの大切さが再認識されています。
電波のない山の中でも使える登山地図GPSアプリ「YAMAP」創業者で『こどもを野に放て！～AI時代に活きる知性の育て方～』（集英社） の著者である春山 慶彦氏をお招きし、「野外体験」を大切にしてきた花まる学習会 代表 高濱 正伸と「子どもを伸ばす自然体験」について語り合いました。
【対談テーマ】
・YAMAPを始めたのはなぜ？ 〜身体を使わない現代への警鐘〜
・教育の現場としての自然とは？ ～自然の中での「教師」は人間ではなく自然～
・身体性に裏打ちされた「自然観」とは？ 〜すべては「感じる」からはじまる 〜
・知覚を磨くためにできることとは？ 〜衣食住から生きるわくわく感を取り戻す〜
・「いのちのときめき」に素直に生きると、やがてそれが「仕事」になる？
登壇者プロフィール
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春山 慶彦氏（はるやま よしひこ ）
株式会社ヤマップ代表取締役CEO
1980年、福岡県春日市出身。同志社大学法学部 卒業。アラスカ 大学フェアバンクス校野生動物学部 中退。株式会社ユーラシア旅行社『風の旅人』編集部勤務後、独立。 ITやスマートフォンを活用して、自然や風土の豊かさを再発見する仕組みをつくりたいと思い、2013年3月にヤマップをサービスリリース。アプリのダウンロード数は2024年5月時点で440万ダウンロードを超え、国内最大の登山・アウトドアプラットフォームとなっている。養老孟司さんらとの対談をまとめた本『こどもを野に放て!』を、2024年春に出版。
高濱 正伸（たかはま まさのぶ）
花まる学習会 代表
1959年熊本県人吉市生まれ。県立熊本高校卒業後、東京大学へ入学。東京大学農学部卒、同大学院農学系研究科修士課程修了。
1993年「花まる学習会」を設立、会員数は23年目で20,000人を超す。
花まる学習会代表、NPO法人子育て応援隊むぎぐみ理事長。算数オリンピック作問委員。日本棋院理事。ニュース共有サービス「NewsPicks」のプロピッカー。武蔵野美術大学客員教授。環太平洋大学（IPU）特任教授。「情熱大陸」などTV出演多数。
