8月6日(金)日本アクティブラーニング協会理事 人財教育プロデューサー 青木 唯有氏による「親が偏差値思考をやめれば、わが子は伸びる!」と題した講演会をZoom配信いたしました。
子どもたちが生きていく時代は、変化の激しい正解がない時代です。偏差値という既存の尺度では測ることができない非認知スキルが今、求められています。
冒頭、「非認知スキルは、何歳からでも鍛えられる!」と青木氏は断言。IQや偏差値で測定できる認知スキルを「感心」領域、AIでは対応できない非認知スキルを「感動」領域と定義し、この「感心」領域から「感動」領域への次元転換をいかに図るかが重要だと言います。円盤型オリジナル教材を紹介し、非認知スキルを鍛えられる新しい学習方法を伝授。100人いれば100通りの答えが出る、正解のない問いに即興で答えます。答えの中に表れるのは、その人らしさ。また、問いを解く中で、今までのネットワークや出会い、経験を含めた「環境」が、自分の発想に深く繋がっていることにも気付きます。この気付きこそが、非認知スキルが鍛えられるきっかけとなるのです。非認知スキルは「環境」によってあぶりだされ、特に子どもの非認知スキルは、「家庭環境」から出発し、子どもの可能性を広げるものだと強調しました。
次に、非認知スキルを25個の指標を用いて可視化した非認知スキル診断「PASS25」についても解説。客観的評価により、自分の強みだけでなく、課題を知ることもできると説明しました。
そして、今後の大学入試についても言及。非認知スキル型、つまり総合評価型になっていくと青木氏。また、なかなか知ることができないAO・推薦入試の面接の様子を再現したものを初公開!従来のイメージとは全く異なる面接は、まさに次元転換への挑戦で、多くの保護者に衝撃を与えました。
最後に、「偏差値思考から脱却することが大切。親は非認知スキルの最高のトレーナーである!」とし、親子で対話する時間を多くとってほしいと助言しました。
これから予測不可能な時代を生きていく子どもたち。保護者の意識を変えることで、子どもの可能性は大きく広がると知ることができた、大変貴重な講演会となりました。
登壇者プロフィール
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青木 唯有氏 (あおき ゆう)
日本アクティブラーニング協会理事/人財教育プロデューサー
民間教育機関で20年以上にわたり総合型選抜(旧AO入試)をはじめとする特別入試に特化した指導に携わり、早慶・国公立等、のべ30,000名以上の合格指導実績を持つ。「非認知スキル」に関する東京大学との共同研究プロジェクトに参画。「大学受験で育む親子軸」や「偏差値では測れない不思議な学力」をテーマに、ブログや各種セミナーで受験生や保護者、教育関係者向けにオリジナルの見解を定期的に発信。現在は日本アクティブラーニング協会理事・人財教育プロデューサーとして、企業・教育機関の研修プログラムの企画、開発を行っている。
◆書籍『親が偏差値思考をやめれば、不思議なほどわが子は伸びる』(幻冬舎出版)
青木 唯有氏
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青木 唯有
青木唯有
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