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杉山 奈津子氏

「東大 × 心理学ママによる ラク&サボでも『できる子』になる育児法」

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3月12日(水)杉山 奈津子氏による「東大 × 心理学ママによる ラク&サボでも『できる子』になる育児法」の講演会をZoom配信いたしました。
冒頭、「手間をかけたからといって、できる子が育つとは限らない」と杉山氏。周りと同じことをしていればよいと考えるのは簡単だが、科学的に示されていることを根拠に子育てはもっとラクができるのではないかと提案します。
まず、心理学の考え方として「心理学的リアクタンス」という、人から強要されるとやりたくなくなるという人の本能があることを紹介します。そのため、親が「勉強しなさい」と言うことの効果は薄く、むしろこれは親自身がすっきりする自己満足でしかないとします。そこで、「宿題したら〇〇して良い」などのルールを決めたり、塾や学童などの勉強をせざるを得ない場所に行かせることは一つの手であるとしました。
また、脳の仕組みとして、行動よりもまず言葉が大切であることを解説します。言葉には自己暗示の効果があり、「この人良い人だな」と言葉に出すとその人の良いところを脳が勝手に探す、「これは難しい」と言うと脳が勝手に難しいところを探すと説明しました。そのため、言葉によって子どもが「自分はできる」と思わせることが大切であるとしました。
そして近年の英語の早期教育に関して、思考は言語によって行われるものなので、第一言語が確立されないうちに英語を学ぶことの危険性も指摘。さらに、「脳は強要・否定形を嫌う」という研究を紹介し、「しなきゃダメ」という言い方ではなく、「するに越したことはない」という言い方をすること、「〇〇なんだよ」と子どもが言ったときに「〇〇なんだね」とおうむ返ししてあげること、子どもがわけのわからないことを言ってもとりあえず相槌をうってあげること、などを推奨しました。
多くの親御さんが悩んでいる、ゲームやYouTubeに関して。最近のYouTubeは自分自身で選択をしている点からテレビよりもずっと自発的であり、また研究でもゲームで頭が良くなることが証明されているとします。例えばアクション・格闘系のゲームを通じて次にどうなるか予測する力がつき脳の回転が速くなり、RPGゲームではドラゴンを倒すために武器を集める・お金を集める・モンスターを順番に倒すなど、バラバラの情報を組み立てる論理的思考力が高まるとしました。ただし、ルールを決める必要はあり!タブレットAmazon「Fire」の19:30に自動的に終わる設定や、任天堂switchの利用時間設定など、ルール設定を機械に頼ることを勧めました。
他にも海外の研究結果や事例をもとに、たくさんの子育てのちょっとしたコツや工夫を知ることができた本講演会。「論文結果も用いながらの講演と、保護者の悩みにも答えてくださり、大変素晴らしい講座でした。」「話す内容もとてもわかりやすく心理学の内容も学べて大変参考になりました。」などたくさんの感想が寄せられました。

登壇者プロフィール
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杉山 奈津子氏(すぎやま なつこ) 
作家・心理カウンセラー
1982年、静岡県生まれ。東京大学薬学部卒業後、うつによりしばらく実家で休養。厚生労働省管轄医療財団勤務を経て、現在、講演・執筆など医療の啓発活動に努める。1児の母。著書に『偏差値29から東大に合格した私の超独学勉強法』『偏差値29でも東大に合格できた!「捨てる」記憶術』『「うつ」と上手につきあう本 少しずつ、ゆっくりと元気になるヒント』『偏差値29から東大理II合格 東大ママのラク&サボでも「できる子」になる育児法』など。ツイッターのアカウントは@suginat


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