12月3日(金)愛波 文氏による「日本人初!IPHI公認乳幼児睡眠コンサルタントによる ねんねトラブル解消法」をZoomにて配信いたしました。
今では睡眠コンサルタントである愛波氏ですが、ふたりの息子さんの寝かしつけには、ご苦労があったそうです。息子さんがぐっすり寝てくれるようになったことで、息子たちの日中の機嫌もよくなり、子育てが楽しくなって親自身もぐっすりと睡眠がとれるようになり、人生が変わった!と語りました。
前半は「①なぜ、赤ちゃんは上手に眠れないのか?」「②子どもが寝ない時のチェックリスト」「③ねんねトラブルの原因と改善法」の3部構成でお話しいただき、後半は参加者のみなさんの個別のねんねトラブルのご質問にお答えいただきました。
乳幼児がなかなか寝てくれないと、「活動量が足りなくて、疲れていないから寝てくれない」と考えがちですが、そうとばかりは言えないと愛波氏。子どもは疲れ過ぎるとストレスホルモンにより脳が興奮状態になって活動的なふるまいをし、それが元気そうに見えてしまうことがあると説明しました。あくびや、目をこするなどの眠そうなアクション以外にも、耳をひっぱる、叫ぶ、おもちゃを投げるなども眠い状態を表すサインなので、そんなサインが見える前に、寝かしつけるようにするのがよいとしました。また、年齢や月齢、個性によっても活動時間は異なるので生活のリズムを把握して、活動オーバーで疲れ過ぎる前に入眠できるように誘導することが、ねんねトラブルを避けるコツと訴えました。
理想的な睡眠環境として、温度は20~22度とやや涼しく感じるくらいで、湿度は冬なら40~60%に加湿すること。音は、ぐっすりノイズと言われる、妊娠中のお腹の中で聴いていたお母さんの血流の音に近いテレビの砂嵐の音が心地よいとしました。
様々なねんねトラブルを避けるための方法をご披露いただきましたが、最も大切なのは、親自身がハッピーに満たされているかどうかだと締めくくりました。子育ての悩みは尽きないものですが、思い切って誰かに相談をしたり、話を聞いてもらえるつながりを持つことで、親自身が自分をケアすることが子ども睡眠改善にもつながると強調されていたのが印象的な講演会でした。
愛波 文氏(あいば あや)
IPHI日本代表/Sleeping Smart Japan株式会社代表取締役
慶応義塾大学文学部教育学専攻卒業。外資系企業勤務後、出産を機に拠点をアメリカ・ニューヨークに移し、2014年に日本人で初めてIPHI公認乳幼児睡眠コンサルタント資格を取得。 「ママと赤ちゃんのぐっすり本」(講談社)著者。「ママにいいこと大全」(主婦の友社)監修。現在、2人の男の子の子育てをしながら、企業やイベント講演、子どもの睡眠に悩む保育者のコンサルティングやオンラインで妊婦と乳幼児の睡眠コンサルタント資格取得講座の講師を務めている。
Home Page:https://sleepingsmartconsulting.com/
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愛波 文氏
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