「これからの時代を生きるために必要な力と、それを育むための親の見通し」と題し、教育ジャーナリストのおおたとしまさ氏にご講演いただきました。
教育ジャーナリストとして数々の育児・教育誌のデスクや監修を務め、教育や子育てに関して数多くの執筆・講演活動を行われているおおた氏から、これからの時代を生きていく子どもたちのために、親としてどう関わっていけば良いかについてお話いただきました。 グローバル時代、シンギュラリティ、揺らぐ民主主義といったような様々な課題に直面する答えのない現代においては、「そこそこの体力と知力」、「GRIT(やり抜く力)」、そして「自分にはない能力を持つ人とチームになることができる力」が必要になってくるとのこと。そして、とりわけこれからの時代に必要な「チームになる力」においては、その人にしかできないスペシャリティを持つことが重要であり、そうした力を身につけるには、まずは親御さんが子ども自身が納得して道を選択することができるような支援をすることが重要と語られました。 また、関わり方の中でも特に難しい受験に関しては、あくまでも体力と知力、そしてやり抜く力を育むためのものだと考えるべき、とお話しになり、良い偏差値の学校に行くこと自体を目的にしてはならないと強く訴えられました。 受験や反抗期、そして恋愛を通して自ら育っていく子どもたちにできることは、親御さんご自身が自らの「無力さ」を自覚することではないかというメッセージを受け、お母様方も改めて子どもや受験とどう向き合うかを考えておられる様子でした。
登壇者プロフィール
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おおたとしまさ氏
育児・教育ジャーナリスト
「こどもが“パパ〜!”っていつでも抱きついてくれる期間なんてほんの数年。いま、こどもと一緒にいられなかったら一生後悔する」と株式会社リクルートを脱サラ。独立後、数々の育児・教育誌のデスクや監修を務め、現在は、中学受験をいい経験にする方法、学校・塾の役割、男性の育児、子育て夫婦のパートナーシップ、無駄に叱らないしつけ方、などについて、執筆・講演活動を行う。『受験と進学の新常識』『中学受験「必笑法」』『いま、ここで輝く。』など著書は50冊以上。 講演は、学校や塾の保護者、教員、子育て夫婦、中高生を対象に全国および海外で実施。
おおた としまさ氏
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おおた としまさ
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