11月27日(金)高濱ゼミ第9回「中学受験 合格する家庭の学習環境の整え方」の Zoomライブ配信講演会を開催いたしました。
これまでの合格実績は、灘150人、開成150人など難関校に多数!その指導は「中学受験は日常生活を犠牲にしてまで行うものではない」「主役は塾の先生や家庭教師ではなく、お子さまとご家庭だ」という「生活の延長線上の受験」を理想に掲げた本物。中学受験プロ家庭教師をされてきた西村 則康氏をお迎えし、ご参加の皆さまからのご質問に対して、高濱とともにお答えいたしました。
冒頭、小4男子ひとりっ子さんのママより「勉強をすることは嫌いではなくできているが、取り掛かりが遅い。勉強を始めるはずが、鉛筆削りの分解をし始めたりしている」とのお悩み。取り掛かりが遅いという問題は、「受験生の9割がそんな風なので、気にしなくてもいい。そもそも1時間机向かっていたとしても、20分間実のある集中した学習ができていれば上等だ」と西村氏。そして、鉛筆削りの分解は子どもの好奇心による行動で、それは理科や算数の理解の助けになることがあるから悪いことばかりではないとしました。そして、西村先生ご自身も時計の分解などを子どもの頃にされていて、それが現在の理科を教える仕事の源あると笑顔で語りました。しかし、集中して勉強させるためのテクニックとしては、勉強のスタートの時に「どちらをやる?」と内容を子どもに選ばせることを提案。子どものタイプによって、単純計算からが集中に入りやすい子、難しい応用問題を考えることの方が集中できる子がいるので、その子の気持ちを尊重するのが近道とし、「自分で選ぶことでストレスが軽減するものだ」と高濱も同調しました。
小4男子ひとりっ子さんのママより「算数の難しい問題を解くのが好き。親としては中学受験を考えているが、本人に自覚が芽生えるようになりますか?」小5男子&2歳男子さんのママより「頑張っても成績が上がらない状態。弟が勉強の邪魔をしてしまう。どうすればよい?」小6女子ひとりっ子さんのママより「地方在住。東京の難関校を目指しています。あと2か月どのように過ごすのがよい?」小4男子ひとりっ子さんのママより「ダイニングテーブルで学習をしてきたが、リビングに学習机を置きたい。配置のポイントは?」小5女子&中2男子さんのママより「負けず嫌いで、バツをつけられるのを嫌い。そんな完璧主義を和らげる方法はある?」小6男子ひとりっ子さんのママより「塾で最上位クラスではあるが下の方の順位。反抗期が始まり、勉強をつまらないと言い出しました。志望校は偏差値的に届いていません。どうしたらよい?」
など多くのご質問をいただき、西村先生のプロ家庭教師ならでは的確な具体策と、高濱の親の姿勢の本質を伝える回答で温かなやりとりが続きました。ご参加の方々の「明日から試してみます!」「このような機会をいただけて、ありがたいです」という言葉が印象的な90分となりました。
登壇者プロフィール
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西村 則康氏(にしむら のりやす)
中学受験のプロ家庭教師「名門指導会」代表/中学受験情報局主任相談員
塾ソムリエ40年以上中学・高校受験指導を一筋に行う。コーチング手法を取り入れ、親を巻き込んで子どもが心底やる気になる付加価値の高い指導が評判。受験学習を、暗記や単なる作業だけのものにせず、「なぜ」「だからどうなる」という思考の本質に最短で切り込んでいく授業は親からの信頼も厚い。『御三家・灘中合格率日本一の家庭教師が教える 頭のいい子の育て方』(アスコム)、『中学受験は親が9割 最新版』(青春出版社)、『難関校合格のすごい勉強習慣』(日本能率協会マネジメントセンター)など著書多数。
高濱 正伸(たかはま まさのぶ)
1959年熊本県人吉市生まれ。県立熊本高校卒業後、東京大学へ入学。東京大学農学部卒、同大学院農学系研究科修士課程修了。花まる学習会代表、NPO法人子育て応援隊むぎぐみ理事長。算数オリンピック作問委員。日本棋院理事。
1993年、「この国は自立できない大人を量産している」という問題意識から、「メシが食える大人に育てる」という理念のもと、「作文」「読書」「思考力」「野外体験」を主軸にすえた学習塾「花まる学習会」を設立。1995年には、小学校4年生から中学3年生を対象とした進学塾「スクールFC」を設立。チラシなし、口コミだけで、母親たちが場所探しから会員集めまでしてくれる形で広がり、当初20名だった会員数は、23年目で20000人を超す。また、同会が主催する野外体験企画であるサマースクールや雪国スクールは大変好評で、年間約10000人を引率。
各地で精力的に行っている、保護者などを対象にした講演会の参加者は年間30000人を超え、なかには“追っかけママ”もいるほどの人気ぶり。
障がい児の学習指導や青年期の引きこもりなどの相談も一貫して受け続け、現在は独立した専門のNPO法人「子育て応援隊むぎぐみ」として運営している。
公立学校向けに、10年間さまざまな形での協力をしてきて、2015年4月からは、佐賀県武雄市で官民一体型学校「武雄花まる学園」の運営にかかわり、市内の公立小学校全11校に拡大されることが決定した。
ロングセラー『伸び続ける子が育つお母さんの習慣』ほか、『小3までに育てたい算数脳』『わが子を「メシが食える大人」に育てる』『算数脳パズルなぞぺ~』シリーズ、『メシが食える大人になる!よのなかルールブック』など、著書多数。関連書籍は200冊、総発行部数は約300万部。
「情熱大陸」「カンブリア宮殿」「ソロモン流」など、数多くのメディアに紹介されて大反響。週刊ダイヤモンドの連載を始め、朝日新聞土曜版「be」や雑誌「AERA with Kids」などに多数登場している。
ニュース共有サービス「NewsPicks」のプロピッカー、NHKラジオ第一「らじるラボ」の【どうしたの?~木曜相談室~】コーナーで第2木曜日の相談員を務める。
松島 伸浩(まつしま のぶひろ)
花まるグループ スクールFC 代表
1963年生まれ、群馬県みどり市出身。現在、スクールFC 代表兼花まるグループ常務取締役。教員一家に育つも、私教育の世界に飛び込み、大手進学塾で経営幹部として活躍。36歳で自塾を立ち上げ、個人、組織の両面から、「社会に出てから必要とされる『生きる力』を受験学習を通して鍛える方法はないか」を模索する。その後、花まる学習会創立時からの旧知であった高濱正伸と再会し、花まるグループに入社。教務部長、事業部長を経て現職。のべ10,000件以上の受験相談や教育相談の実績は、保護者からの絶大な支持を得ている。子育て講演会、教育講演会は定員のため抽選になるほどの人気である。現在も花まる学習会やスクールFCの現場で活躍中である。
『中学受験 親のかかわり方大全』『中学受験 物語ですらすら頭に入る よく出る漢字720』(実務教育出版)『算数嫌いな子が好きになる本 小学校6年分のつまずきと教え方がわかる』(カンゼン)など著書多数。
高濱 正伸
高濱 正伸
高濱正伸
松島 伸浩
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西村 則康氏
西村則康氏
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西村 則康
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