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川畑 理子氏 × 高濱 正伸

「妊娠中〜6歳までのママパパに知ってほしい!親子の『心の土台』の育て方」

こちらの動画は、開始より05分00秒間どなたでもご視聴いただけます。

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9月6日(日)「妊娠中〜6歳までのママパパに知ってほしい!親子の『心の土台』の育て方」と題して、ブレイクスルーペアレンティング 代表 川畑 理子氏と高濱 正伸によるZoomライブ配信講演会を開催いたしました。
冒頭、川畑氏はワシントンDCに親が子育てを学ぶプログラム「ブレークスルーペアレンティング」と出会い、プログラム講師の資格を取得される中で学んだこととして、子育てのスタート時に「3つの壁」があると示しました。その壁は、「①子どもは寝ない、食べない、言うことをきかない」「②自分の時間がなくなる」「③夫婦関係が変化する」の3つです。妊娠中に思い描いた「幸せなファミリーの姿」「赤ちゃんのかわいさを楽しむ姿」という現実はなく、泣き止まない赤ちゃん、へとへとの自分、仕事が忙しくて子育てにあまり協力的ない夫という現実が続くことに直面することが、残念ながら多いと語りました。
 それに対して高濱は、子育てのスタート時は、恋愛時代のかわいいお嬢さんが、出産を機に子どもを必死に守り育てる野生の牝熊のようなたくましくかっこいい姿に変身するものだと伝えます。夫は、そんな妻を「生き物として最高に輝いている姿」と思ってほしいが、多くの夫は恋愛時代のように接してほしいと思いがちで、それによる夫婦の間にすれ違いが起きてしまうと話しました。
 そして、子育てにおける最大関数は、母の笑顔。子どもは、外の世界でどんなにイヤなことがあったとしても、帰宅した時に太陽のような笑顔の母がいてくれれば、浜辺に書いた文字が波で消されるように、一気にイヤだったことが消されてしまうと、高濱。なので、子どもが心身ともに健やかに育つためには、お母さんがおおらかに笑顔でいることが大事。それを為すべきは、地域コミュニティがなくなった核家族での子育て現在は、父親であると強調しました。
ご自身が11歳と4歳の2児の母でもある川畑氏は、実体験としてご主人に「ありがとう」「ごめん」だけの返答をお願いしたことがあると話しました。そして、その経験から、日常の当たり前の小さなことに対して、「ありがとう」「ごめん」と言ってもらえるだけで、気持ちがイライラしないで済んだと語りました。
そして、いろいろな親子の悩みに寄り添ってきた川畑氏は、その悩みの根本にあるのは「わが子に幸せになってほしい」という気持ちであるとし、「もしこの子がいなくなったら」と想像すると、「幸せは目の前にある」と気づくと語りました。米国で100万人以上が受講している「親であることを学ぶプログラム」と高濱の考えが見事に呼応している対話的な講演会となりました。

登壇者プロフィール
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川畑 理子氏(かわばた さとこ)
慶應義塾大学文学部教育学科卒。米国カリフォルニア州立サンディエゴ大学にて幼児発達心理学を学び、同キャンパスナーサリー(保育園)にてスタッフとして保育に関わる。
2007年~2010年:幼児教室講師。
2009年~2019年:㈱グリーンマム(http://green-mom.jp/)を子育てと仕事の時間を自分でマネージすることを目的に起業。「子どもたちの未来を守る」を理念にサスティナブルな木材利用を提案し、キッズスペース、オフィス、飲食店、ホテルなどの空間作りを手掛ける。10年以上に渡り、親子を対象に自然体験をしてもらう旅をボランティアで運営。延べ150人以上が参加。
2017年~2019年:ワシントンDC在住中に親が子育てを学ぶプログラム「ブレークスルーペアレンティング」と出会い、プログラム講師の資格を取得。2019年6月より企業や行政向けのペアレンティング講座を開始(http://breakthroughparenting.jp/)。共著に「森で働く人々」学芸出版社(2014/5/15)がある。

高濱 正伸(たかはま まさのぶ)
1959年熊本県人吉市生まれ。県立熊本高校卒業後、東京大学へ入学。東京大学農学部卒、同大学院農学系研究科修士課程修了。花まる学習会代表、NPO法人子育て応援隊むぎぐみ理事長。算数オリンピック作問委員。日本棋院理事。
1993年、「この国は自立できない大人を量産している」という問題意識から、「メシが食える大人に育てる」という理念のもと、「作文」「読書」「思考力」「野外体験」を主軸にすえた学習塾「花まる学習会」を設立。1995年には、小学校4年生から中学3年生を対象とした進学塾「スクールFC」を設立。チラシなし、口コミだけで、母親たちが場所探しから会員集めまでしてくれる形で広がり、当初20名だった会員数は、23年目で20000人を超す。また、同会が主催する野外体験企画であるサマースクールや雪国スクールは大変好評で、年間約10000人を引率。
各地で精力的に行っている、保護者などを対象にした講演会の参加者は年間30000人を超え、なかには“追っかけママ”もいるほどの人気ぶり。
障がい児の学習指導や青年期の引きこもりなどの相談も一貫して受け続け、現在は独立した専門のNPO法人「子育て応援隊むぎぐみ」として運営している。
公立学校向けに、10年間さまざまな形での協力をしてきて、2015年4月からは、佐賀県武雄市で官民一体型学校「武雄花まる学園」の運営にかかわり、市内の公立小学校全11校に拡大されることが決定した。
ロングセラー『伸び続ける子が育つお母さんの習慣』ほか、『小3までに育てたい算数脳』『わが子を「メシが食える大人」に育てる』『算数脳パズルなぞぺ~』シリーズ、『メシが食える大人になる!よのなかルールブック』など、著書多数。関連書籍は200冊、総発行部数は約300万部。
「情熱大陸」「カンブリア宮殿」「ソロモン流」など、数多くのメディアに紹介されて大反響。週刊ダイヤモンドの連載を始め、朝日新聞土曜版「be」や雑誌「AERA with Kids」などに多数登場している。
ニュース共有サービス「NewsPicks」のプロピッカー、NHKラジオ第一「らじるラボ」の【どうしたの?~木曜相談室~】コーナーで第2木曜日の相談員を務める。


川畑 理子氏
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川畑 理子
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