4/27(土)、「お母さんのための教養講座【思考力】考えることが好きになる魔法」と題し、栄光学園中学・高校 数学教師・「いもいも」教室主宰 井本 陽久の講演を行いました。
今回の講演では、実際の教育現場での話も交えながら、思考力の本質をワークを通して体感していただきました。
栄光学園は男子校ということで、男子中高生の特長を現場の写真を用いて臨場感を持って説明。男の子は、ルールを与えるとその範囲内でふざけることを考えたり、骨折した手でお絵かきをしてみたりと、常識を覆すことに注力する傾向があるということです。
自身のお子様についての「ダメ自慢」というディスカッションでは、会場は大いに盛り上がり。続く思考力を鍛えるワークでは、一転して皆さん真剣に課題に取り組まれていました。
「思考力を育てるためには、ありのままでいることが大切」と井本。思考力のポイントは、「たくさん失敗すること」「自分の考え方で考えること」の2つということです。
自分のやり方で色々なことに取り組み、失敗を経験することで生まれる“もやもや”で思考力が鍛えられる。そして、失敗と問い直しを繰り返す子どもは「躍動感」があり、周りからも輝いて見えるそうです。
お隣の方とのディスカッションや思考力のワークなど、体験による納得感と笑顔の絶えない90分となりました。
登壇者プロフィール
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井本 陽久(いもと はるひさ)
「いもいも」教室主宰。現 栄光学園中学・高校 数学教員
1987年 栄光学園中学・高校卒。 1991年 東京大学工学部精密機械学科卒。 1992年 現職。
「鍵メソッド」と呼ばれる独自の幾何教授法や、思考力を重視するアクティブラーニング型授業に
約20年前から取り組み、全国の教員や教育関係者が見学に来る。
花まるグループ代表 高濱が「日本一の数学教員」と絶賛。週刊誌「AERA」巻頭特集で紹介されるなど、いま最も注目されている教育者のひとり。
著書「プライム数学 幾何Ⅰ・幾何Ⅱ」(Z会、2013年)
井本 陽久氏
井本 陽久氏
井本陽久氏
井本 陽久
井本 陽久
井本陽久