「いじめ」「不登校」をなくすには、どうしたら良いのか?と悩み、考え抜いた田畑 栄一氏(元小学校校長)がたどり着いたのが「教育漫才」。ほっこりとした空気で、笑顔に包まれたコミュニケーションあふれる教室には、友だちの温かい励ましで心が満たされていく生徒がたくさんいたそうです。花まるの教室長を務めながら漫才教育家として活動するピン芸人かけるも、笑いが子どもの心が開くのを見守ってきました。
また、全日本学生落語選手権で優勝した楽亭じゅげむ氏は、落語の笑いを全国の小学校に届けています。子どもからの感想には「ぼくの落語を聞いて、笑ってくれてとてもうれしかったです。落語は自分も見ている人も笑顔にできるのだなと思いました」というものも。
「笑う門には福来る」子どもの健やかな成長に欠かせないのが、家庭での安心感。いつも明るく朗らかな空気のある家庭にすることが、親子のコミュニケーションを増やしてくれます。
今回は、大の落語好きとしても知られる高濱 正伸が、ゲストの皆さんと「笑いがどんなふうに教育によいのか?」「家庭に笑いが絶えないコツ」などについてお話しいただきました。
登壇者プロフィール
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たばてぃ(田畑 栄一氏)
「温かい笑い」教育アドバイザー
「いじめ・不登校・自殺のない、子どもたちが生き生きと笑って学べる学校の創造」を目指して、9年前から教育漫才を発案し実践を積み重ねている。温かい雰囲気に学校が変容し、人間関係が円滑になる教育効果を実感し、その魅力を全国に発信している。
学校経営においては、子どもたちが、主体的に生き生きする様々な授業スタイルを目指し実践。例えば、異年齢集団(3~6年生)における総合的な学習の時間、個別最適化の自由進度学習(算数)、国語科で「意見をつなぐ学び合い」授業(協働的な学び)等を実践して、バリエーションある授業づくりを提案している。働き方改革では、年間を通して、平均勤務時間外26時間を達成している。
2023年3月をもって、10年間務めた校長職を離れ、Lauqhter(ラクター)設立の理念に共感して、2023年4月よりLauqhterに所属し、講演活動、研修講師、執筆活動等を開始した。
高濱 正伸(たかはま まさのぶ)
花まる学習会 代表
1959年熊本県人吉市生まれ。県立熊本高校卒業後、東京大学へ入学。東京大学農学部卒、同大学院農学系研究科修士課程修了。
1993年「花まる学習会」を設立、会員数は23年目で20,000人を超す。
花まる学習会代表、NPO法人子育て応援隊むぎぐみ理事長。算数オリンピック作問委員。日本棋院理事。ニュース共有サービス「NewsPicks」のプロピッカー。武蔵野美術大学客員教授。環太平洋大学(IPU)特任教授。「情熱大陸」などTV出演多数。
楽亭じゅげむ(小幡 七海氏)
一般社団法人Lauqhter 代表理事/落語教育家
落語"を"教えるのではなく、落語"で"参加者自身の個性を引き出す教育者として活動。個性を武器にして人を笑わせることで自分を愛する力を育む「落語教育」を事業として展開。全日本学生落語選手権優勝と小学校教員の経験を掛け合わせた落語教材を独自開発し、落語を通して「はみ出し者を面白がる落語思考」を世に広める活動を行っている。学校の出前授業、企業研修へ出向き、年間50件以上、3年間で延べ4500人の人々に落語授業を提供。
ピン芸人 かける(林 飛翔)
一般社団法人Lauqhter 理事/漫才教育家/芸人
お笑い芸人としてよしもとクリエイティブエージェンシーからデビュー。MC、落語、インプロバイザーとしても活動。 また表舞台に立つ一方で、テレビやライブ、YouTubeの構成作家、演出、アイドルのプロデュースなど裏方としても活動。近年はお笑いに教育的価値を見出し、教育の現場で年中~小学6年生までの子ども160人に毎週「メシが食える大人」になるための授業を行う。漫才ワークショップでは、芸人と教育の知見を活かし、子ども同士での漫才や、親子漫才など「漫才教育」を通して、日常を面白がれる人を増やしている。
高濱 正伸氏
高濱 正伸氏
高濱正伸氏
高濱 正伸
高濱 正伸
高濱正伸
田畑 栄一氏
田畑 栄一氏
田畑栄一氏
田畑 栄一
田畑 栄一
田畑栄一
小幡 七海氏
小幡 七海氏
小幡七海氏
小幡 七海
小幡 七海
小幡七海
林 飛翔氏
林 飛翔氏
林飛翔氏
林 飛翔
林 飛翔
林飛翔