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清水 章弘氏 × 高濱 正伸

高濱ゼミ「勉強のやり方」質問7

こちらの動画は、開始より01分00秒間どなたでもご視聴いただけます。

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11/14(木)の第5回高濱ゼミは、ゲストに「勉強のやり方」を教える塾プラスティー代表であり、多数の著書やNHKのEテレ他、数多くのメディアで活躍されている清水 章弘氏をお迎えし、「うちの子に合う勉強の仕方とは?」というテーマでお話をうかがいました。(以下、敬称略)

高濱ゼミは、20名という少人数で開催することで、普段の講演会ではなかなか取り上げることが出来ない保護者の方のご相談に、高濱とゲストが親御さんと1対1でお答えするという企画です。5回目を迎える今回は「勉強法」をテーマに、お子さんの勉強方法に悩まれる保護者の方々が参加されました。

まず初めは、算数嫌いな息子に悩まれているお母さんのご相談。これに対し清水氏は、「単元表を活用するとよいですよ」とアドバイス。単元表とは、文部科学省による教科別の体系を示した表です。特に数学・英語などの系統立った教科においては、分からなくなったら、一つ前の単元にもどることが重要だとのこと。合わせて、清水氏制作による、戻るべき単元が一目でわかる「もどりま表(掲載写真参照)」 も紹介してくださいました。その際、親が「この先でみんなつまずくらしいよ」と単元表を子どもに見せたり、これから学ぶ単元との結びつきに気づかせることで、その単元への意欲を高めることができるのだそうです。

今回のゼミでは、ご質問された全員の方に時間を掛けて回答することが出来ました。清水氏は、寄せられる様々なお悩みに対し「モチベーションの種類と親子関係」「英語を学習する時の子どもの思考回路」「子ども自身の興味と5教科をつなげる探求学習法」など、経験と科学的根拠に基づく子勉強法を、ホワイトボードを使い丁寧に解説されていました。

最後は、お母さんたちの永遠のテーマである、「成績を良くする方法」。 このテーマに対し、清水氏は「成績は、勉強をしたからといってすぐ上がるものではなく、ジグザクに上下しながら上がっていくもの」「 次、またその次と、 目標を定めて勉強することが大切」と語られました。実は、「どう計画するか」よりも、「どう修正するか」が大事なのだそう。テストの結果に対し、どう学習計画の修正を掛けていくか、その「修正力」の重要さを強調されていました。

研究で培った知見と数多くの親子に直接触れてきた経験をもとに、それぞれのケースに合った具体的な方策を提案してくださった清水氏。終始頷きながら聴いていた高濱からは、「今日の話を聴いていて本当に感動した。これからの日本の教育は、きっと清水君のような素晴らしい若い世代が引っ張ってくれるでしょう」と締めくくりました。
我々スタッフにとっても、非常に学びの多い素晴らしい会となりました。

登壇者プロフィール
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清水 章弘氏(しみず あきひろ)
「勉強のやり方」を教える塾プラスティー 代表
1987年、千葉県船橋市生まれ。私立海城中学高校、東京大学教育学部を経て、同大学院教育学研究科修士課程修了。
中学高校時代に生徒会長、サッカー部、応援団長、文化祭実行委員などを経験しながら東京大学に現役で合格。自身の時間の使い方や効率的な勉強法を体系化し、プラスティーを起業した。創業以来、公教育支援を続けており、青森県三戸町教育委員会の学習アドバイザーや、京都府長岡京市立長岡中学校(文部科学省の研究指定校)の研究アドバイザーを務めてきた。著書は10冊。累計35万部を突破。中国、韓国、台湾、ベトナムでも翻訳されている。座右の銘は「凡事徹底」。好きな言葉は「強くなければ生きていけない。優しくなければ生きていく資格がない(レイモンド・チャンドラー)」。出演・監修にNHK Eテレ「テストの花道 ニューベンゼミ」など。

高濱 正伸(たかはままさのぶ)
1959年熊本県人吉市生まれ。県立熊本高校卒業後、東京大学へ入学。東京大学農学部卒、同大学院農学系研究科修士課程修了。算数オリンピック作問委員。2018年7月より、日本棋院理事。
1993年、「この国は自立できない大人を量産している」という問題意識から、「メシが食える大人に育てる」という理念のもと、「作文」「読書」「思考力」「野外体験」を主軸にすえた学習塾「花まる学習会」を設立。1995年には、小学校4年生から中学3年生を対象とした進学塾「スクールFC」を設立。チラシなし、口コミだけで、母親たちが場所探しから会員集めまでしてくれる形で広がり、当初20名だった会員数は、23年目で20000人を超す。また、同会が主催する野外体験企画であるサマースクールや雪国スクールは大変好評で、延べ50000人を引率した実績がある。各地で精力的に行っている、保護者などを対象にした講演会の参加者は年間30000人を超え、毎回キャンセル待ちが出るほど盛況。なかには“追っかけママ”もいるほどの人気ぶり。
障がい児の学習指導や青年期の引きこもりなどの相談も一貫して受け続け、現在は独立した専門のNPO法人「子育て応援隊むぎぐみ」として運営している。公立学校向けに、10年間さまざまな形での協力をしてきて、2015年4月からは、佐賀県武雄市で官民一体型学校「武雄花まる学園」の運営にかかわり、市内の公立小学校全11校に拡大されることが決定した。
ロングセラー『伸び続ける子が育つお母さんの習慣』ほか、『小3までに育てたい算数脳』『わが子を「メシが食える大人」に育てる』『算数脳パズルなぞぺー』など、著書多数。
「情熱大陸」「カンブリア宮殿」「ソロモン流」など、数多くのメディアに紹介されて大反響。週刊ダイヤモンドの連載を始め、朝日新聞土曜版「be」や雑誌「AERA with Kids」などに多数登場している。

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