42歳でパパになった、京都生まれの社会福祉学者 竹端 寛氏。
20年近く大学で教えていらっしゃるなかで、今の大学生が「他人に迷惑をかけてはいけない憲法」に縛られて、生きづらさを抱えているように見えているとご著書に書かれています。一方、ご自身の小1の娘さんが、「迷惑をかけまくって」楽しく生きていることと照らし合わせて、「ちゃんとしなさい」と叱り続けると、そのうち親や教師を忖度する大学生になるのではないか、と現役のパパとして心配していらっしゃいます。
なぜ、のびのびした子どもが、その十数年後には「他人に迷惑をかけてはいけない」と縮こまる大学生になるのか?
遊びを自ら見つけてイキイキと遊んでいた子どもが、「好きなことがわからない」大人になるのか?
能力主義の苦しさや、生産性至上主義の生きづらさによって生じる、ご自身が子育てするまで気がつかなかったことについて書かれた、ご著書『ケアしケアされ、生きていく』『家族は他人、じゃあどうする? 子育ては親の育ち直し』が話題の 竹端 寛氏にご講演いただきました。
日々の子育ての中で「モヤモヤ」していることについて、一緒に考えてみませんか。
登壇者プロフィール
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竹端 寛氏(たけばた ひろし)
兵庫県立大学環境人間学部准教授
1975年、京都市生まれ。大阪大学人間科学部、同大学院修了。博士(人間科学)。専門は福祉社会学、社会福祉学。山梨学院大学法学部教授を経て、2017年から現職。主な著書に『ケアしケアされ、生きていく』(ちくまプリマー新書)、『家族は他人、じゃあどうする? 子育ては親の育ち直し』(現代書館)、『枠組み外しの旅』(青灯社)など。Voicy「モヤモヤ対話へようこそ!ケアと福祉と社会のあいだ」で配信中。合気道弐段。
竹端 寛氏
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竹端 寛
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