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川越 くみ氏

「怒りやイライラに振り回されないママがやっている 子育ての習慣」

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【イベントレポート】
 2月3日(金)TSC認定プロフェッショナルコーチ マザーズコーチングスクール副代表 川越 くみ氏による「怒りやイライラに振り回されないママがやっている子育ての習慣」と題した講演をZoom配信いたしました。
 コーチングとは、「相手の内面にある答えを引き出す」という手法。子育てにおいては、親は子どもに情報や選択肢を示してもよいが、子どもが自分で答えや道を選べるように、親子で一緒にコミュニケーションを取ることが大切であると述べました。そして、コーチングは子どもの自己肯定感を高めることにつながると説明し、子育てにおける5つのNGワード「みんな」「なんで」「どうせ」「人に」「あんな」を紹介しました。親の自己肯定感や言葉は子どもに移りやすいため、まずは親自身がこれらのNGワードを使わないようにすることを提案しました。
 川越氏の著書「ごきげんママのハッピー子育て」では、いつも機嫌のよいママがやっている3つの習慣「見守る」「手放す」「見極める」が紹介されています。本講演では「見守る」について掘り下げていきました。最初のポイントは「見守るラインを決める」こと。見守るラインが曖昧だとイライラの原因につながるので、親として譲れないことを明確にし、あとは信じて見守ることを提案しました。2つ目は「小言のあとに、できていることをつなげる」。子育て中、親がイライラしてしまうことは仕方がないが、その状態から早く復活して親自身がご機嫌になることが大切。子どもができている小さな成長にも目を向け、「こんなに部屋を散らかしているけど、学校の課題を頑張っているよね!」というようにつなげて考えると、親も気持ちが和らぐと述べました。3つ目は「自分に共感・承認する癖をつける」。仕事とは異なり、お母さん業は自分のペースで進められず、評価も休みもないもの。普段頑張っている自分への手紙を書いて自分を承認することを提案、そして最後に、「コーチングの声掛け」も学ぶとよいとアドバイスしました。
 事前にいただいた「子どもに対して先回りしての声掛けをしてしまう。気を付けようと思っても、イライラに負けてしまう。」という質問には、「見守るライン」を決めることに加え、「安心感を与える」ことを提案。子どもの話をまずは「そっか。」といったん受け入れ、その後で親の意見を言えばよいとしました。「そっか。」と言っている間に次の言葉を考えられ、親も落ち着くことができると解説。また、子どもが興味を持っているものに親も興味を持って真剣に話を聞くことを提案。テレビを見ながらではなく真剣に話を聞くと子どもは満足するので、孤独になりにくく自己肯定感がさがらない説明しました。
 子育て中は、子どもにイライラしている自分を責めてしまいがちなもの。親が機嫌よくいられる習慣を知ることができ、子どもの成長に合わせて見守るラインをアップデートする大切さも学べた有意義な時間となりました。

登壇者プロフィール
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川越 くみ氏(かわごえ くみ)
一般社団法人トラストコーチング 法人研修講師/TCS認定プロフェッショナルコーチ マザーズコーチングスクール 副代表
宮崎県出身 福岡県在住 大手飲食店経営企業にて社員教育チームを経て、コーチングと出会い独立。「マザーズコーチングスクール」で、全国初のトレーナー(ティーチャー資格者を育成する役割)となり、現在、副代表。全国で1500名を超えるティーチャー資格者たちの育成にも取り組んでいる。約800名が在籍する一般社団法人トラストコーチング認定コーチの中で、7名のみが保有するTCS認定プロフェッショナルコーチ資格を持つ一人。九州を中心に大手メーカーや医療機関、行政機関、金融機関などのリーダー育成研修や講演で全国各地を回っている。
書籍『ごきげんママのハッピー子育て術』(マキノ出版)

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