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五十嵐 悠紀氏

「IT研究の専門家に聞く!AI時代を生き抜く力の育み方」

こちらの動画は、開始より05分00秒間どなたでもご視聴いただけます。

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8月22日(月)「ITの専門家に聞く!AI時代を生き抜く力の育み方」と題し、お茶の水女子大学理学部情報科学科 准教授で3児の母である五十嵐 悠紀氏をお招きし、デジタル教育とこれからの時代を生きていくために身に着けておきたい力についての講演をZoom配信いたしました。
 まず、第一部は五十嵐氏の研究、「手芸 × 情報科学」について。それは、ぬいぐるみやビーズ作品の完成品のイメージを描くだけで、自動で型紙や作り方が計算されて出てくるプログラムの研究です。手芸という身近なものにも数学が使われているのかと驚かされるような、3Dから2Dへと変換する様々な関数をご紹介されました。デジタルの力でリアルの可能性が広がっていき、「こんなことができるなら、もっとこんなふうに作りたい。」というクリエイティブな思いが新たな挑戦の力にとなると話されました。
 第二部は、幼児対象のアプリ実証実験や、五十嵐氏自身の子育て中の気づきが紹介されました。「色々なアプリがあるけれど選び方は?」「家庭内のゲームのルールはどうすればいい?」「テレビとの付き合い方は?」「時間管理や見守り設定はいつまで?」「本人用のスマホを持たせるタイミングは?」など、子どものデジタルデバイスとの付き合い方に、親はどのように関わっていけばよいのかを語られました。五十嵐氏がお子さんと参加したワークショップで「アプリを使って製作している子どもに対する親のアドバイスは、子どもの無限の可能性を妨げてしまうことがある。」と気づかれたエピソードも披露されました。
 そして第三部は、プログラミング教育について。五十嵐氏は、プログラミングを学ぶことは、「特定の言語を習得することを目標としているのではない。」とし、「発想を育てるための道具で、創造活動の手助けに利用するものだ。」と強調されました。「なぜプログラミングを学ぶのか、学びたいのか。」を考えることが大事で、小学校で必修化されたプログラミングについて、親も子どもと一緒に学んでいきたいと思えるようになる講演でした。

登壇者プロフィール
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五十嵐 悠紀氏(いがらし ゆき)
お茶の水女子大学 理学部 情報科学科 准教授
2010年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了、博士(工学)。日本学術振興会特別研究員DC2、PD、RPDを経て2015年明治大学総合数理学部先端メディアサイエンス学科 専任講師、2018年より同准教授。2022年よりお茶の水女子大学理学部情報科学科 准教授️、現在に至る。2016年より情報処理推進機構(IPA)未踏事業 プロジェクトマネージャ、2022年より情報処理学会会誌 編集長。️
素人でも使えるインタラクティブなコンピュータグラフィックス(CG)や,そのためのユーザインタフェース(UI)などに興味をもって研究に取り組んでいる。著書に『縫うコンピュータグラフィックス: ぬいぐるみから学ぶ3DCGとシミュレーション』(オーム社)『スマホに振り回される子 スマホを使いこなす子(ネット社会の子育て)』 (ジアース教育新社)『AI世代のデジタル教育 6歳までにきたえておきたい能力55』(河出書房新社)など


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