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木村 泰子氏

「”ふつうの子”なんて、どこにもいない」

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7月4日(月)木村 泰子氏をお招きして、「『ふつうの子』なんて、どこにもいない」と題した講演会をZoomライブ配信いたしました。
木村氏は、大阪市立大空小学校の初代校長を務められ、「すべての子どもの学習権を保障する学校をつくる」という理念のもと、地域を巻き込みながら9年間学校運営をされました。障がいの有無にかかわらず、全ての子どもたちがお互いの個性を生かし、対等に学び合う教育を実現。その実践を記録したドキュメンタリー映画「みんなの学校」は、2015年に公開されると、全国で話題を集めました。「みんなの学校」は、子どもや保護者、教職員、地域住民など関わるすべての人が対等の関係性で作った学びの場です。「困っている子が困らなくなる」、それが「みんなの学校」なのです。
木村氏は、大空小学校は自分を変えてくれた場所だとお話されました。最初から全てうまくいったわけではなく、多くの問い直しをされたそうです。給食が食べられなくて学校に行けなくなってしまった子、座っていられない子、話せない子、発達障害というレッテルを貼られた子。さまざまな子どもたちが大空小学校に来ましたが、子どもたちや保護者との対話を通じていろいろなことを教えてもらったと、当時のエピソードを交えてお話くださいました。今でも持ち歩いているという、当時もらった保護者からの手紙や子どもの絵の内容も紹介されました。
「他者との比較や評価、常に解決を求める大人の行動を問い直さなければ、生きづらい社会は変えられない。合理的配慮を受けながら、合理的排除された子どもの事実を大人が学ばなければ、子どもは育たない。」と語りました。
「大人の私たちが子どもの声から自身を問い直すこと、その姿に子どもたちは一番安心する。大人が皆で適度に依存し合いながら、自分をアップデートしていくこと。それこそが、子どもが自分らしく生きられる社会を作っていくために、私たち大人がすべき責任ではないか。」とお話されました。 最後に、参加者に向けて「子どもから学べる大人になってほしい!」とメッセージをくださいました。

登壇者プロフィール
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木村 泰子氏(きむら やすこ)️
大阪府生まれ。2006年に開校した大阪市立大空小学校の初代校長を9年間務める。大空小学校では「すべての子どもの学習権を保障する」という理念のもと、教職員や地域の人たちとともに障がいの有無にかかわらず、すべての子どもがいつもいっしょに学び合っている。2015年には大空小学校の1年間を追ったドキュメンタリー映画「みんなの学校」が公開され、大きな反響を呼んだ。この映画は文科省の特別選定作品にも選ばれ、現在も全国各地の教育現場などで自主上映されている。2015年春に、45年間の教員生活を終え、現在は講演活動やセミナーで全国の人たちと学び合っている。
主な著書は、『「ふつうの子」なんて、どこにもいない』(2019年)『「ほんとのこと」は、親にはいえない子どもの言葉を生み出す対話』等。



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