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山崎 将志氏

「豊かな未来のために子どもと学ぶ お金の話入門」

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3月18日(金)ビジネスコンサルタント山崎 将志氏による「豊かな未来のために子どもと学ぶ お金の話入門」と題した講演をZoom配信いたしました。
 山崎氏は「父さんが子供たちに7時間で教える株とお金儲けの教養」の著者であり、子どもとの対話形式で投資とお金の知識を解説されています。幼い子どもは、節約などの言葉を何となく理解している程度だが、中学3年生くらいになるとお金・株や利益についても理解できる素地ができていると述べました。
まず、投資の本質は「r(資本収益率)>g(経済成長率)」であるとし、給料が増えるよりも投資によるリターンの方が大きいと述べました。そして、ネットで雑貨ショップを始めた人を例とし、仕入れと売り上げ、労働力の関係を説明しました。
次に、世界と日本の大富豪ランキングを紹介し、共通点は企業の創業者または創業者の家族であり、会社を大きくした人であることを説明しました。しかし、資産が5兆円とされる日本の情報・通信会社の創業者は、決して給料を2000億円もらっているわけではありません。なのに、「なぜ資産を大きくできたのか?」について、「創業」→「増資」→「上場」のプロセスで説明しました。つまり、会社を作った創業者が株式を発行してそれを買い、第三者からの出資を受け入れて増資することで持ち株の価値があがり、上場することでさらに会社の成長に応じて持ち株の価値が上がると述べました。そして、誰でも株式を買うことができるので、株式投資で企業の成長のおこぼれにあずかることができるとし、100万円の株式投資をすることは、現金は100万円減ったが資産が100万円増えたととらえる考え方を述べました。
また、山崎氏は、株式投資初心者へ「インデックスファンド」を「ドルコスト平均法」で買い、「売らずに長期間持つ」という3つのアドバイスをしました。つまり、上場会社の中でさらに上位に絞ったインデックスファンド(例:日経225。日経新聞社が選んだTOP225社)に、常に一定金額を定期的に購入する手法です。そして、日経225に10年前に投資を始めていた人の現在の試算額を示し、銀行にお金を預けるよりも大きなリターン(%)を得ていることを示しました。具体的な始め方としては、まずオンライン証券会社の口座を取得し、「月に1000円でもいいから1年間続けてみてほしい。」と提案しました。そして、株式投資はギャンブルではなく企業の利益という裏付けがあること、会社や不動産はすぐに売ることはできないが株は数日後にはお金が入る流動性の高い資産であることも強調しました。
最後に、お金への考え方は親によってそれぞれ違っているがが子どもには自信を持って教えればよいとし、子どもと会話をする中でお金の話もできると良いと述べました。
普通に貯金しているだけでは豊かな生活を送ることが難しい時代であることがわかっていながら、なかなか投資にふみきれない人が多い現代。しかし、山崎氏の講演で、資産の考え方や投資のリスク分散についても知ることができ、投資の基本的な知識を広く学べた大変有意義な時間となりました。


登壇者プロフィール
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山崎 将志氏(やまざき まさし)
ビジネスコンサルタント
1971年愛知県岡崎市生まれ。94年東京大学経済学部経営学科卒業。同年アクセンチュア入社。2003年に独立後、世の中に受け入れられた新規事業を5つ開発(失敗はカウント不可能)。2010年4月に出版された『残念な人の思考法』が34万部のベストセラーとなり、著書累計発行部数は100万部を超える。『NHKラジオ仕事学のすすめ』講師(16-19年)。最新刊は『父さんが子供たちに7時間で教える株とお金儲けの教養。』(日本経済新聞出版)
大学生から高校生までの3人の男子の父。コロナ禍をきっかけに料理の楽しさと奥深さを再認識している今日この頃。



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