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鈴木 詩織氏

「わが子を自立した学習者に育てる! おうち中学受験コーチング 」

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2月16日(水)(株)おうち受験 代表取締役 兼一般社団法人受験コーチング協会 代表理事である鈴木 詩織氏による「わが子を自立した学習者に育てる!おうち中学受験コーチング」と題した講演をZoom配信致しました。
 鈴木氏はまず、時代を越えても変わらない本質として、小学生のうちに身に付けたいスキルに「勤勉性」をあげました。そのために必要な経験は「他の子どもたちと知識やスキルを分かち合うこと」「成果をあげて賞賛されること」であり、小学生で得た習慣は一生涯を支えるものであると説明しました。そして、「勤勉性」を身に付けると「有能感」が手に入り、様々なことを頑張れるようになると述べました。
 次に、新しい時代になって変わったこととして、「AI時代の新入試制度で求められる力」をあげました。鈴木氏は、約30年前と現在の入試問題の実物を提示しました。そして、約30年前のセンター試験の数学問題は知識や公式を問うものであったが、2021年度の共通テストでは日常生活と関連づけて数字を使う問題に変化していると解説しました。そして、大学入試だけではなく、特に公立中高一貫校や中堅私立中学の入試問題においても同様に必要な力が変わってきていることを説明しました。新時代の入試突破に必要な力とは、生活体験&教科書から身に付けたベーシックな知識および技能に基づく「思考力」「判断力」「表現力」であり、これを支えるのが「主体性」「勤勉性」であると解説しました。
 ところが、この「主体性」「勤勉性」は1人1人の性格が違うので「集団授業」の中では育てるのは難しい、と鈴木氏。そこで、「おうち」ならば我が子の性格に合わせて導くことができるとし、「ママのピンチは子どもの成長チャンス」と強調しました。例えば「学習習慣が身に付きません」という困り事は「習慣を身につけるプロセスを体験するチャンス!」ととらえ、1)理想の地点と現在地を具体化する 2)スモールステップの目標を作る 3)うまくいかない時は目標を修正する という「PDCAサイクル」を紹介しました。これを子どもと一緒に行うと、親の管理を離れた将来においても子どもが自分で考えて困難を乗り越える力につながると解説しました。その他「家では勉強したがらない」「テストの解き直しを嫌がる」「塾の宿題が終わらない」等の家庭での困った事例をあげ、その理由を可視化して解決策を思いつくだけ考えるプロセスを紹介しました。
最後に、「受験はどうしたら成功させられるのか?」の答えを「合格をゴールにしないこと」と強調しました。合格を目指して頑張るけれど、その受験の先の人生においてどのような人になってほしいのか、どんな力を見つけてほしいのかを考えながら、プロセスを楽しむことが重要と述べました。
中学受験では、勉強習慣が気になり偏差値などの数字に振り回され、ついつい「こうしなさい!」と言ってしまう保護者も多いかもしれません。しかし、鈴木氏の講演では具体的な方策がたくさん示され、中学受験を通してピンチをチャンスに変えて子どもの生きる力が伸ばせることを学べました。中学受験をこれまでとは違う視点から考える事ができた有意義な時間となりました。

登壇者プロフィール
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鈴木 詩織氏(すずき しおり)
「おうち受験コーチング」代表
親子向け受験コーチ。愛知県在住。2児の母。学習コンサルタントとして3,486家庭を訪問する中で、多くの子どもたちが「効率の悪い勉強の仕方をしている」と気づく。そこで勉強が苦手な子どもたちに学習習慣を身につけさせ、志望校へ合格させる日本初のプログラムを開発。9つのタイプ別コーチングを用い「自ら学び・成長する子ども」を育てるメソッドで受講生の95%以上が成績UPに成功(2021年7月現在)。


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