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足立 啓美氏

「子どもの心を強くする 親のすごい声かけ」

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12月15日(水)一般社団法人日本ポジティブ教育協会 代表理事 足立 啓美氏による「子どもの心を強くする 親のすごい声かけ」と題した講演をZoom配信いたしました。
 冒頭足立氏は、国内外の学校で教育に携わったご経験を経て、子どもが自立・自律するための科学的アプローチを知るため「ポジティブ教育」の道に進まれ、現在は「レジリエンス」の育て方について研究・実践を行っていると語りました。そして、「レジリエンス」には相互に影響しあう2つの要因があると話しました。①個人内要因(子どもの内側から育てていくレジリエンスの種)。②環境要因(種を育てるために外側からサポートできること)。このうち①を育てるためにできることのひとつが「声かけ」で、行う際のポイントは「感情のラベリング(子どもの感情の言語化と共感)」だと述べました。例えば、転んで泣いている子どもには「痛いね」、試合に負けた少年には「悔しいね」などと声かけをすると心が落ち着くと説明。ただ実際のところ、ネガティブな感情の扱いは難しい点に触れ、感情が生じるメカニズムを説明した後、「ネガティブな沼」に陥ったときの脱出方法を紹介しました。その中の一つ、「考え方の癖を調整すること」はレジリエンス教育の要だとし、考え方の癖を7つのタイプに分け、それぞれの調整方法について、具体的事例を挙げながら解説しました。
 また、「子どもの心を強くする声かけ」のもうひとつのポイントとして、「強みを育てる」ことにも言及しました。普段の生活の中でレジリエンスを育てるための4つの観点を、「レジリエンスの筋肉」として図解。更に「24の強みリスト」を示し、他者との比較ではない、性格的な強みを見出し育てるための視点も紹介しました。
最後に、強みがバランスよく発揮できないと問題行動となってしまう場合もあるとし、大人がその可能性を認識した上で、子どもをサポートすることの重要性を伝えました。感情と思考のメカニズムを知ることが、「子どもの心を強くする声かけ」に欠かせないステップであることを、ひとつひとつ納得しながら理解できる、非常に学びの多い時間となりました。


登壇者プロフィール
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足立 啓美氏(あだち ひろみ)
ポジティブ心理学コーチ/一般社団法人日本ポジティブ教育協会 代表理事/️レジリエンスジャパン推進協議会委員
メルボルン大学大学院ポジティブ教育専門コース修了。
サドベリースクール設立等、国内外の教育機関で約10年間の学校運営と生徒指導を経て現職。現在は、ポジティブ心理学をベースとした教育プログラム開発、小学校〜高校、適応指導教室など様々な教育現場で、レジリエンス教育の講師として活躍中。また、ポジティブメンタルヘルスや組織開発に関わる企業研修の経験豊富である。ポジティブ心理学コーチとして管理職向けコーチングも行っている。
著作『子どもの心を強くするすごい声かけ』(主婦の友社)Amazon教育心理学部門1位
共著作『見つけてのばそう!自分の強み』(小学館)『子どもの逆境に負けない心を育てる本』(法研)『イラスト版 子どものためのポジティブ心理学』(合同出版)がある。



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