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新井 征太郎

「知る、体験する、味わう! 『食』が子どもを育てるワケ」

こちらの動画は、開始より05分00秒間どなたでもご視聴いただけます。

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3月17日(水)花まる学習会 公教育部 新井 征太郎による「知る、体験する、味わう! 『食』が子どもを育てるワケ」の講演会をZoom配信いたしました。
花まる学習会の野外体験において誰よりも『食』にこだわってきたと新井。食農とは、「食育×農業現場」のことであり、田んぼや畑だけでなく、酪農や漁業などを含むリアルに食が育つ現場と食をつなげることで、子どもの食に対する理解を深めていくことであるとします。
続いて、「食」にまつわる子どもたちのエピソードを紹介。サマースクールの東北の被災地の漁師さんの水揚げに出会い、「好きなだけ魚を持っていけ!」と勧めるカッコよさから、「将来は絶対に漁師さんになる!」と強く誓った中学2年生のM君。保護者の方からの手紙によると、普段の食卓に並ぶ魚料理が、海で生きていた魚の命をいただいていることだと経験したことをきっかけに、命の大切さについて家族で話をし、生まれた時の親の想いをはじめて話せて、良い時間を親子で持てたと書かれていました。また、小学6年生の女の子Aちゃんは、北海道で酪農の体験をした後、牛乳を飲むたびに、仔牛と家族のように暮らしていた酪農家の方の温もりを思い出すようになったそうです。このように食の背景にある命のストーリーを子どもに伝えていくことで、命の大切さを考える貴重な機会になると語りました。
さらに、家庭でできることもご紹介。「好き嫌いなく食べさせることが必ずしも良いことではない」とした上で、苦手なものを食べたときには「挑戦した」事実を褒めてあげることが大切だと強調しました。そして、大人自身が美味しそうに食べることが子どもの食の好き嫌いに対して、親としてできることであるとしました。
「漁師さんの話や十勝での牛が生まれた時の話など、体験を元にした話は説得力がありました。子供にやはり野外体験、農家体験をさせたいと思いました。」「わが子は、好き嫌いがあまりなく助かっているのですが、夫の好き嫌いが多すぎて毎日のメニューに頭を悩ませております。必ずしも手作りにこだわらなくても良いという捉え方、とてもホッとする内容でした。」など多くの感想をいただきました。

登壇者プロフィール
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新井 征太郎(あらい せいたろう)
花まる学習会 公教育部
高校教員を務めていた際 、「幼少期の体験、周囲の大人がどう接したかが、人格形成にとって何より大切だ!」と気づき、花まる学習会へ転職。幼児や小学生への授業とともに、当会の柱の一つである「野外体験」の企画・運営者を務める。特に、野外料理、テントキャンプ、スキーレッスンなどのプログラム開発に努め、真っ黒になって子ども達と活動する姿は「東京都出身の人とは思えない」と周囲から言われている。その後、「花まるの教育を通して、地域を、日本を元気にしたい!」と、日本全国の公立小中学校へ花まるメソッドを広めようと、授業、教員研修、講演会、野外体験実施のため飛び回っている。それは、長野県(長野市鬼無里、青木村、北相木村、売木村)、群馬県(上野村)、秋田県(美郷町)と、広範囲に渡っている。


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