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黒川 伊保子氏 × 汐見 稔幸氏 × 松島 伸浩

「子育てプレミアム対談第6回 良い子育て環境を作る夫婦関係の築き方」

こちらの動画は、開始より05分00秒間どなたでもご視聴いただけます。

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2月12日(金)「子育てプレミアム対談第6回 良い子育て環境を作る 夫婦関係の築き方」と題して、男脳、女脳、家族脳の第一人者 黒川 伊保子氏とEテレ「すくすく子育て」でおなじみの汐見 稔幸氏をお迎えしてZoom対談を配信いたしました。
・「男性脳は、ぼんやりする時間が必要」
外の世界と自分の内なる世界の区別が明確な男性脳は、外の世界で吸収したことを自分の内なる世界に置き換えるためのボーッとする時間が必要な構造。女性脳はその区別がないことで共感力が高く、子どもの痛みも自分の痛みのように感じることができる構造。男の子やお父さんのぼんやりしている時間を責めないでねと黒川氏は笑顔で語りました。
・「欠点の裏側に長所がある!」
例えば、脱ぎっぱなし、置きっぱなしの多い子。それを直そうとしつけることで、その裏側にある集中力やゴール達成意欲をつぶしてしまい、個性が消えてしまうと汐見氏。甘やかしあえるのが家族の大切な機能と黒川氏も同調し、「わが家では、グラスを割った人は片づけなくてもいいというルールがある。割った人はショックを受けてかわいそうだから、ほかの人が片づけるんですよ」と。汐見氏は、子どもへの叱責が効果がないのは、攻撃している空気があるからで、提案するような声かけをすることが有効としました。「子どもへの小言が多くなってしまう」というお悩みに対して汐見氏は、「その家族でいることを楽しむマインドで、家族の文化を育むような時間をつくることで、子どものさまざまな面が見えて、小言が減ることにつながる」と答えました。
「夫をたてると子どもの成績が伸びる」「やさしい言葉をかけてもらっていない子は、やさしい言葉を言えない」など、明日からの子育てですぐに行動に移せそうなヒントが多く語られました。


登壇者プロフィール
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黒川 伊保子氏(くろかわ いほこ)
株式会社感性リサーチ 代表取締役、人工知能研究者、感性アナリスト、随筆家、日本ネーミング協会理事、日本文藝家協会会員、奈良女子大学理学部物理学科卒。
人工知能研究者、感性研究の見地から「脳の気分」 を読み解く感性アナリスト。ヒトと人工知能の対話の研究を始める。その最初の開発ミッションで、全国の原子力発電所で稼働した女性司書 AI(大型汎用ビジネス環境では「世界初」と言われた日本語対話型インタフェース)を実現している。この研究の途上で、「情がからむとっさの」対話スタイルに男女差があることを発見。男女の脳の「とっさの使い方」の違いの研究を始める。やがて、語感の正体が「ことばの発音の身体感覚」であることを発見。AI分析の手法を用いて、世界初の語感分析法である『サブリミナル・インプレッション導出法』を開発し、マーケティングの世界に新境地を開拓した、感性分析の第一人者である。
感性研究からくりだされる男女脳の可笑しくも哀しいすれ違いを描いた随筆や恋愛論、脳機能から見た子育て指南本、語感の秘密を紐解く著作も人気を博し、TVやラジオ、雑誌にもたびたび登場。アカデミックからビジネス、エンターテインメントまで、広く活躍している。
主な著書に、「妻のトリセツ 」(講談社+α新書)、「夫のトリセツ」(講談社+α新書)、「娘をトリセツ 」(小学館新書)、「家族のトリセツ」(NHK出版新書)、「ことばのトリセツ」(インターナショナル新書)、「共感障害 ~ ” 話が通じない ” の正体」(新潮社)、「女の機嫌の直し方」(インターナショナル新書)、「母脳」(ポプラ社)、「キレる女 懲りない男 ~男と女の脳科学」(ちくま新書)、「家族脳」(新潮文庫)などがある。

汐見 稔幸氏(しおみ としゆき)
東京大学名誉教授/日本保育学会会長
1947年大阪府生まれ。2018年3月まで白梅学園大学学長。東京大学名誉教授、日本保育学会会長、白梅学園大学名誉学長、全国保育士養成協議会会長、社会保障審議会児童部会保育専門委員会委員長、一般社団法人家族・保育デザイン研究所代表理事など。 専門は教育人間学、保育学、育児学。現代の父親、母親の育児の応援団長をめざしている。父親の育児のための『父子手帖』を出版したのもその一環。小西 貴士氏らと21世紀型の身の丈に合った生き方を探るエコビレッジ「ぐうたら村」を建設中。
育児・幼児教育関係の最近の著書『「天才」は学校では育たない』2017年(ポプラ新書など)『人生を豊かにする学び』2017年(筑摩書房)『汐見稔幸 こども・保育・人間』2018年(Gakken保育Books) 新田新一郎編 汐見著(学研)など。

松島 伸浩(まつしま のぶひろ)
花まるグループ・スクールFC 代表
1963年生まれ、群馬県みどり市出身。現在、スクールFC代表兼花まるグループ常務取締役。教員一家に育つも、私教育の世界に飛び込み、大手進学塾で経営幹部として活躍。36歳で自塾を立ち上げ、個人、組織の両面から、「社会に出てから必要とされる『生きる力』を受験学習を通して鍛える方法はないか」を模索する。その後、花まる学習会創立時からの旧知であった高濱正伸と再会し、花まるグループに入社。教務部長、事業部長を経て現職。のべ10,000件以上の受験相談や教育相談の実績は、保護者からの絶大な支持を得ている。子育て講演会、教育講演会は定員のため抽選になるほどの人気である。現在も花まる学習会やスクールFCの現場で活躍中である。
『中学受験 親のかかわり方大全』『中学受験 物語ですらすら頭に入る よく出る漢字720』(実務教育出版)『算数嫌いな子が好きになる本 小学校6年分のつまずきと教え方がわかる』(カンゼン)など著書多数。

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