2/6(木)、「小学校受験でわかった あと伸びする子に育つ 親の関わり方」と題して、元受験対応型保育園園長 井坂 敦子による講演会を開催致しました。
小学校受験の幼児教室や保育園園長の幅広い経験から、0歳から5歳までの子育てについて、多くの具体的事例が話されました。
小学校受験の合否の基準は、ペーパーテストの点数だけではなく、先生の話を聞く姿勢やあいさつができるか、一生懸命取り組んでいるのか等も含まれると井坂氏。一見当たり前に見える、子どもの姿勢を育むには、発達に寄り添った働きかけが必要であると語りました。
例えば、0歳の時に階段をはいはいして登ったり、ティッシュをひたすらつかんで出したり、といったことを親はつい止めてしまいますが、井坂は「それぞれの行動には、発達に根ざした子どもなりの理由がある。特に感触は『圧力』などの抽象的なことを感覚で理解する素になる。よほど危険な時以外は、やらせてあげることが大事」と話しました。
「社会性」について、2歳くらいになると「挨拶」で悩むお母さんが多いが、無理やり言わせるような挨拶であれば強制しないほうがいいと井坂。親御さんがしっかり挨拶をしていれば、いずれは真似をしてできるようになるため、まずはおうちで挨拶の習慣をつくることが大切と。また、チームスポーツや一人で参加するキャンプも、子ども自身が体験を通して人と生きるスキルを身につける機会になると語りました。
最後に「子どもの行動には理由があり、それを肯定的に見守ることがとても大事。常日頃、その子の良さを意識する意味から、心の中で『うちの子はすごい』と唱えてみて」と語り、小学校受験の合否だけではない、幼児期の子育てにおいて大事なことを学ぶことができた会となりました。
登壇者プロフィール
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井坂 敦子（いさか あつこ）
株式会社EDUPLAディレクター
元受験対応型保育園 園長 小学校受験個人指導
雑誌『オレンジページ』編集部にて料理特集等の編集を経て、公式サイト初代編集長。
手がけた料理書籍は韓国版、北京語版に。出版社勤務のかたわら、子どもを難関小学校に合格させる。受験対応型保育園の立ち上げに参画し、モンテッソーリ教育と生活の中で学ぶカリキュラムを立案、初代園長を務める。
(個人指導実績)
早稲田実業学校初等部 慶応義塾横浜初等部 成蹊小学校 桐朋学園小学校
東京女学館小学校 東洋英和女学院小学部 東京都市大学付属小学校
日本女子大学附属豊明小学校 筑波大附属小学校 学芸大学附属小金井小学校
