「かたづけなさい」「歯をみがきなさい」「べんきょうしなさい」「ゲームをやめなさい」「はやくねなさい」そんな毎日の声かけが、実は子どもにとって「おとなって、よくおこっているよね」となっていませんか?
子どもの本音は「聞いたフリしているだけなんだよね」であり、「どうせ叱るなら、もっとうまくしかってくれない?」だとしたら。
公認心理師であり、子ども向けの「哲学対話」を日本で初めて保育に導入した、人気保育園を運営する吉村氏が、「子どもたちの実際の声」をもとに、「こうしてくれたらもっと(親の言うことを)素直に聞けるのに」というコミュニケーションの方法を、学問的なバックグラウンドも背景にしながらお話いただきました。
「子どもの本音」と「親がしてしまいがちな行動」「指摘せずに自分で気づいてもらう方法」「子どもがやる気を失わずに行動を改善する方法」など現場の知恵と心理学の裏付けのある実践的な方法をご紹介しています。
登壇者プロフィール
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吉村 直記氏(よしむら なおき)
社会福祉法人みずものがたり 理事/おへそグループ統括 園長/公認心理師/保育士/幼稚園教諭/中学高等学校教諭
1985年8月11日佐賀県生まれ。5歳の時交通事故で父を亡くし、母に兄弟3人の真ん中として女手一つで育てられる。同じ時期に空手を始め、そこで出会った空手の師匠に多大なる影響を受ける。高校時代、メキシコ合衆国Tijuanaへ1年間留学。大学時代、乳幼児教育に興味を持ち、保育コンサルティング会社に入社。約1年半の間に、50施設以上の保育園設立や運営に関わりながら乳幼児教育を学ぶ。
2010年に保育園設立を検討していた佐賀の地元企業の社長と出会い、その教育への思いに共感し、地元に戻り、2011年25歳で認可外保育所「おへそ保育園」園長に就任。その後認可化し、現在は小規模保育所「おへそ保育園」・幼保連携型認定こども園「おへそこども園」・企業主導型保育所「おへそつながり」・児童発達支援施設「おへそこども学園」・放課後学童クラブ「おへそ学道場」計5事業を統括。さらに令和5年4月からは、おへそ学道場 中等部・高等部も創設予定。
おへそグループにはハンディキャップを持った子どもたちも含め、園庭を共有する形で0歳から18歳までの子どもたちが共に過ごしている。開園当初より取り組んでいる「国際理解教育」が評価され2015年JICAグローバル教育コンクールにて最高賞である理事長賞を受賞。2022年環境省「グッドライフアワード」実行委員会特別賞受賞。子ども向けの「哲学対話」を日本で初めて保育に導入など、保育内容においても評価されている。また、園長の傍ら空手指導・執筆・講演活動の他に、一男一女の父として子育てにも奮闘中。
著書「どうせならもっと上手に叱ってくれない?」すばる舎
吉村 直記
吉村直記
吉村 直記
吉村 直記氏
吉村直記氏
吉村 直記氏