【イベントレポート】
1月31日（火）「子育てママ専門カウンセラーに学ぶ 頑張り屋さんママのための心のしくみレッスン」と題し、子育てママ専門カウンセラー 福田 花奈絵氏のご講演をZoom配信いたしました。
これまで１万人以上、子育て・夫婦関係・親子関係に悩むママたちからの相談を受けてきたという福田氏。自身は小学校教員時代、第二子育休中に育児ノイローゼとなり、子育てへの深い挫折を感じていた時に心理学と出会い、これまで責めてばかりだった自分の人生を肯定できるようになったといいます。
まず、福田氏は、幸せになるために自分に意識を向け、自己否定に気付き、自己受容に心を向けることが重要だと伝えました。辛いと感じる時は他人の気持ちや言動に意識を向けすぎていることが多いそう。自分自身に意識のベクトルを向け、無意識に我慢していることがないか、自分の気持ちを見つめることが大切だと述べました。
特に、身体に目を向けることでイライラがぐんと減ることが多いことも強調。睡眠や栄養など、生活の中で改善しやすいポイントを伝えました。
また、講演会後半では、事前に募集した質問に回答。「残業や体調不良でいつも時間に追われ、子どもにイライラしてしまう。」というお悩みには、親自身に「人に迷惑をかけてはいけない。」という自己否定が土台にあるので、緩めてみてほしいとアドバイスした。まずは親が「自分は今、焦っているな。」「子どもを責めずにはいられない状況なんだな。」と言語化し、客観視することが大切だといいます。
そのほか、「意見の異なる夫に理解してもらうには？」「ママ友や人間関係が気になってしまう。」「どうしても夫や子どもに優しくできず自己嫌悪になる。」といったお悩みにも回答。それぞれの悩みに根ざす自己否定のポイントを挙げ、「怒っているときは子どもを正そうと思いがち。まずは親自身の心と身体を見つめてみて！」と伝えました。
「とことん自分が自分の味方になって、自分の話を聞いてあげること。」と一貫して伝えた福田氏。どうしても子どもや他者のことを気に掛ける時間が多くなってしまう「ママ」たちにとって、まずは自分自身に目を向けてもよいのだという気付きと安心を得られる、有意義な時間となりました。
登壇者プロフィール
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福田 花奈絵氏（ふくだ かなえ）
子育てママ専門カウンセラー
国立教育大学卒業後、公立小学校教諭として10年以上勤務。
2人目を出産してから子育てに行き詰まり、カウンセリング、保育学、コーチング、パートナーシップなどを並行して学ぶ。
「お母さんに心のしくみを伝えれば、お母さんも子どもも幸せに生きられるようになる！」と実感し、教員を退職。子育てで悩むお母さん専門のカウンセラーとして、活動を開始。
現在は、延べ1万人以上の相談経験を生かし、育児・夫婦関係・仕事の悩みを根本から解決。全国各地で開催しているグループカウンセリングやランチ会は、募集開始後わずか30秒ほどで満席になる。Instagramフォロワー3.4万人。Instagramでのメッセージやライブは、多くの子育てに悩むお母さんに支持されている。
著書：「泣いてる子どもにイライラするのはずっと『あなた』が泣きたかったから」（サンマーク出版）
