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伊藤 潤 × 安浪 京子氏

「中学受験 『5年の壁』の乗り越え方~合否につながる親子関係の大転換期~」

こちらの動画は、開始より05分00秒間どなたでもご視聴いただけます。

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9月2日(木)安浪 京子氏×伊藤 潤による「中学受験『5年の壁』の乗り越え方~合否につながる親子関係の大転換期」と題した講演会をZoom配信致しました。
小学5年生になると、自我が芽生える一方で、抽象概念の学習が本格的に始まり、一気に勉強の難易度が上がります。今までのようになかなか思うように進まなくなる、この「5年の壁」の乗り越え方について、中学受験のスペシャリストであるお二人にお話を伺いました。
まず、「5年の壁」の仕組みとその対処法について、伊藤より解説。子どもの成長を「赤い箱」(4歳~9歳)、「青い箱」(11歳~18歳)という2つのフェーズに分けると、ちょうど転換期にあたる小学5年生。子どもが最近変わってきたなと感じたら、親が子どもへのアプローチを変える必要があると言います。ここで大切なことは、子どもらしさを受け止めつつ、一人の人間として尊重すること。わからない問題に苛立っているときは、まずは共感し、ここまで分かったんだねと寄り添ってあげてほしいとしました。また、学習面においても小4までとは大きく異なります。抽象度が高くなり、塾のカリキュラムはハイスピードで進むため、単なる暗記では次第に躓くようになります。「理解する」勉強に変えていくための方法として、スクールFCで行っている「×解き」法を紹介し、基礎の徹底理解が大切であると強調しました。
次に、この時期の親の関わり方について、安浪氏より解説。「徹底管理型」「無関心型・放置型」「見守り型」という親の3つのパターンを挙げ、どの距離感がいいかは、子どもの特性と「家庭の軸」次第、つまり中学受験の目的によると言います。今一度立ち止まって考えてみることで、おのずと我が子にどう接すればいいか見えてくるとしました。また、「1つとして同じ中学受験はないので、親が思考停止にならないで、我が子をよく見ることが大切。」と助言。その他、保護者からの多くの悩みにズバリと答えて頂きました。
精神面でも学習面でも難しくなる「5年の壁」。これを乗り越えるためには、親が我が子の特性を理解して対応することが重要であると知ることができた、大変学びのある講演会となりました。


登壇者プロフィール
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安浪 京子氏(やすなみ きょうこ)
株式会社アートオブエデュケーション代表取締役/算数教育家/中学受験専門カウンセラー
神戸大学発達科学部にて教育について学ぶ。関西・関東の中学受験専門大手進学塾にて算数講師を担当、生徒アンケートでは100%の支持率を誇る。プロ家庭教師歴20年以上。 中学受験算数プロ家庭教師として、算数指導だけでなく、きめ細かい指導とメンタルフォローをモットーに毎年多数の合格者を輩出している。中学受験、算数、メンタルサポートなどに関するセミナーの定期開催、特に家庭で算数力をつける独自のメソッドは多数の親子から支持を得ている。中学受験や算数に関する著書、連載、コラムなど多数。「きょうこ先生」として、朝日小学生新聞、「AERA with Kids」、「プレジデントファミリー」などで様々な悩みに答えている他、教育業界における女性起業家としてビジネス誌にも多数取り上げられている。
著書は『親がやるべき受験サポート』(朝日新聞出版)『中学受験必勝ノート術』(ダイヤモンド社)など多数。



伊藤 潤(いとう じゅん)
花まるグループ スクールFC️ シグマTECH 代表
開成中・麻布中などの最難関ゼミの算数を担当。御三家をはじめとする難関校に多数の教え子を輩出。一方で、中学受験を始める段階での差を少しでもなくすために、花まる学習会の教室長として幼児期の教育現場にも立ち、年中から中3生までの指導に関わっている。中学受験への問題意識から「週2日の通塾、夕ご飯をお家で食べて志望校に合格する」をコンセプトとした、新しいスタイルの中学受験塾シグマTECHを2019年度に立ち上げ、その代表を務めている。1期生13名は、御三家・筑駒・筑附・早慶・駒東・海城などの難関校に多数合格する。
著書:『中学受験を魔界にしない! 合格 × 親子の幸せを叶える! オンラインを駆使した中学受験2.0』(エッセンシャル出版社)


伊藤 潤
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