10月30日(水)、「お母さんのための教養講座【算数】STEAMの世界を体験」と題し、株式会社花まるラボ代表取締役 川島 慶による講演を行いました。
世界150カ国100万ユーザーを持つ思考力育成アプリ「シンクシンク」をはじめとして、多様なコンテンツ開発に携わる川島。いま最も注目されている「STEAM教育」について、実際のシンクシンクのコンテンツを用いて語りました。
STEAM教育とは、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(ものづくり)、Art(芸術)、Mathematics(数学)の頭文字を取り、これらの領域の学びを指した言葉。一般的には「AI時代を生き抜くために必要な学び」とされ、アメリカや中国を中心にグローバルに注目を集めています。
川島は、そのような背景を踏まえつつ、「花まるラボとしては、子どもたちの知的なワクワク(Wonder)を引き出す上で、良質な素材となりうる教育コンテンツや体験を提供していきたい」と語ります。
講演では、そうした考えのもと生まれたSTEAM領域を、楽しく、横断的に学べる「シンクシンク」をご紹介した他、参加者の皆さんに、実際にタブレットでコンテンツを体験いただきました。実際に試してみた参加者の方々からは、「すごい!!」「面白い!!」という歓声があがっていました。
川島は、「シンクシンク」がカンボジアでの実証実験で学力や意欲の向上に影響を与えていると証明されたことを引用し、「学力は意欲 × 思考力 × 知識・スキル。シンクシンクはただ楽しいだけではなく、学力そのものにも良い影響がある」と語りました。
これからの時代を担うSTEAM領域の知的な面白さに触れることができた、今回の講演会。川島は「これからはその子らしさが価値を生む時代。だからこそ、子どもがワクワクしていることを否定せず見てあげてほしい」と語り、「将来役に立つから」としてだけではなく、「知的に楽しい」という観点からSTEAM教育を考える大きなきっかけとなる講演会となりました。
登壇者プロフィール
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川島 慶(かわしま けい)
株式会社花まるラボ 代表取締役。
1985年生まれ、神奈川県出身。栄光学園中学校・高等学校 卒業。東京大学工学部 卒業 同大学院工学系研究科 修了。2011年株式会社こうゆう(花まる学習会)入社。自ら4歳から大学生までを教える傍ら、アジア中を巡り、公立小学校や国内外養護施設の学習支援や教員研修を多数手掛ける。2014年、株式会社花まるラボを設立、開発した思考力育成アプリ「シンクシンク」は世界150カ国100万ユーザーを持ち、「Google Play Awards」など、国内外で受賞多数。子どもたちから「知的なワクワク」を引き出すことをミッションとし、アプリや授業、イベントなど、形式を問わず多様なコンテンツを生み出している。過去に算数オリンピック問題制作、世界算数問題制作、東京大学非常勤講師を務める。2017年より三重県数学的思考力育成アドバイザー。花まる学習会代表 高濱正伸との共著に、算数脳パズルなぞぺーシリーズ「迷路なぞぺー」「新はじめてなぞぺー」「絵なぞぺー」など。
川島 慶氏
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川島 慶
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