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金子 香代子氏

「小3〜6保護者限定 中学受験 国語は親の声かけで伸ばせる!」

こちらの動画は、開始より05分00秒間どなたでもご視聴いただけます。

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5月25日(水)人気の国語プロ家庭教師 金子 香代子氏による「小3〜6保護者限定 中学受験 国語は親の声かけで伸ばせる!」と題した講演をZoom配信いたしました。
金子氏は冒頭、「読書が必ずしも読解力に結びつくとは限らない。」と述べ、その理由は、読書は主観で行うのに対し、文章読解は主観ではできない行為だからだと説明しました。読書で得られる語彙力や知識などは、マンガ学習本や子ども新聞を活用することで得られるとし、子どもに読書を無理に強いる必要はないと伝えました。
続いて、読解力を伸ばすための5つの力を示しました。①文章を読み解くための読解技術②文章を最後まで読み通す力③文法力④語彙力⑤一般的な知識。特に①の重要性に触れ、「物語文」「説明文・論説文」の論理的な読み方を解説しました。物語文の鍵は、時間・場所の変化の積み重ねで構成されていることを意識しながらの【場面のチェック】と、誰が出てきて何が起きたか(原因・理由)を踏まえ、登場人物の様子や行動(結果)を確認し、(原因・理由)と(結果)それらの関係から心情を類推する【心情の読み取り】であるとしました。
金子氏は、こうした論理的な構造の理解を促す手立てとして、「誰が出てきた?」「何が起こった?」などの声かけの仕方を示しました。
次に、説明文・論説文では、話題についての筆者の意見を伝えるための「具体と抽象・対比・理由・言いかえ・比喩」を用いた文章構成に着目する方法を解説しました。「どんな話題だった?」「(筆者は)どんな意見だった?」などの声かけの例を挙げ、これらの声かけにより、文章を理解する上での土台となる「思考のフレーム」を作ることができるとしました。いずれの声かけにおいても、子どもの返答に正しさを求めず、楽しく学ぶことを大切にして欲しいと強調しました。
講演の後半の質疑応答では、「記述文の書き方は?」「長文読解の解き直し方は?」など多くのご質問にお答えいただきました。「読解を苦行にしてはいけない」という金子氏。声かけによって思考の枠組みを作るという、家庭でのサポートの道筋を描くことができ、大変有意義な時間となりました。

登壇者プロフィール
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金子 香代子氏(かねこ かよこ)
株式会社アートオブエデュケーション 国語講師/中学受験カウンセラー
元中学受験専門大手進学塾にて国語を担当。「子どもの目線に下りる」をモットーに、国語の苦手な子ども中心に指導を行う。子どもに響く「声かけ」メソッドは、多くの親子に好評を得ている。国語はセンスでもなく読書量でもない。得点につながる「読み方」「解き方」があり、それを‘‘楽しく‘‘学ぶことの重要性を説く。講師と母親の視点から導く国語セミナーや少人数制のオンライン国語講座『ZOOMメイト』は、つねに満席となり、『オンラインサロン中学受験カフェ』にさまざまなコンテンツもアップしている。家庭ですぐに実践できる家庭学習法や入試直前対策がAERA with Kidsで取り上げられ、朝日小学生新聞で「コツこつアップ読み取り国語力」を連載。著書に「中学受験 金子式『声かけ』メソッド最速の国語読解力」(大和書房)共著に「中学受験にチャレンジするきみへ」(大和書房)



金子 香代子氏
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