10/18(金)、「子どもにあった塾を選ぶコツ」と題し、教育ジャーナリストでありマザークエスト代表の中曽根 陽子氏と、花まるグループ・スクールFC 代表の松島 伸浩によるゼミを開催しました。(以下、敬称略)
全6回シリーズで開催される「一歩先ゆく!幸せな中学受験」。前回のテーマ「塾に入る前の準備」に続く第2回は、「どうやって子どもに合った塾を選ぶか?」についてグループワークを交えながら考えました。
前半では、中曽根氏から、大手から公立中高一貫校に対応した塾、地域密着型の中小塾まで幅広く存在するなかで、「塾の方針は?」「カリキュラムは予習型?復習型?」「合格実績は信用できるか?」といった、中学受験に対応した塾のタイプや選ぶ際の基準について、入塾体験や面談の場でしっかり見極めるための情報を詳しくお話しいただきました。
後半では、松島より、実際にスクールFCで行っている生徒の年間スケジュールや週間予定などを例に、受験生の生活の実情や学校説明会の流れを解説。
「こうした忙しいスケジュールの中でも、生徒自身がモチベーションを保って学び続けられることが大切。そのためにも、スケジュール管理や食事など、細かい点で塾としっかり連携できるかどうかが重要な鍵となる」と松島。受験と向き合う子どもとの接し方や、最適な環境を整えてあげるにはどうしたらよいかなど、保護者が留意すべき点についてお話しました。
多様化する中学受験の中で、保護者にとって塾の選び方は大きな悩みの種となります。中曽根氏の「一番大切なのは、まず初めに『何のために中学受験をするのか?』をきちんと考えること」という言葉が印象的でした。
最後に、「子どもに将来どんな大人になってほしいか?」という問いに対し、参加者同士で話し合う時間も設けられ、中学受験について改めてしっかり考えることが出来た貴重な機会となりました。
登壇者プロフィール
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中曽根 陽子氏(なかそね ようこ)
教育ジャーナリスト/マザークエスト代表
教育機関の取材やインタビュー経験が豊富で、紙媒体からWEB連載まで幅広く執筆。子育て中の女性に寄り添う視点に定評があり、テレビやラジオなどでもコメントを求められることも多い。海外の教育視察も行い、偏差値主義の教育からクリエイティブな力を育てる探求型の学びへのシフトを提唱し、講演活動も精力的に行っている。また、人材育成のプロジェクトである子育てをハッピーにしたいと、母親のための発見と成長の場「マザークエスト」を立ち上げて活動中。『一歩先いく中学受験 成功したいなら「失敗力」を育てなさい』(晶文社)、『後悔しない中学受験』(晶文社出版)、『子どもがバケる学校を探せ! 中学校選びの新基準』(ダイヤモンド社)など著書多数。ビジネスジャーナルで「中曽根陽子の教育最前線」を連載中。
松島 伸浩(まつしま のぶひろ)
花まるグループ・スクールFC 代表
1963年生まれ、群馬県みどり市出身。現在、スクールFC代表兼花まるグループ常務取締役。教員一家に育つも、私教育の世界に飛び込み、大手進学塾で経営幹部として活躍。36歳で自塾を立ち上げ、個人、組織の両面から、「社会に出てから必要とされる『生きる力』を受験学習を通して鍛える方法はないか」を模索する。その後、花まる学習会創立時からの旧知であった高濱正伸と再会し、花まるグループに入社。教務部長、事業部長を経て現職。のべ10,000件以上の受験相談や教育相談の実績は、保護者からの絶大な支持を得ている。子育て講演会、教育講演会は定員のため抽選になるほどの人気である。現在も花まる学習会やスクールFCの現場で活躍中である。
『中学受験 親のかかわり方大全』(実務教育出版)『算数嫌いな子が好きになる本 小学校6年分のつまずきと教え方がわかる』(カンゼン)など著書多数。
松島 伸浩氏,
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中曽根 陽子氏,
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