7/16(火)、「新時代に必要な『失敗力』の育て方」と題し、教育ジャーナリストでありマザークエスト代表 中曽根 陽子氏にご講演いただきました。(以下、敬称略)
マザークエストは、「母×デザイン力=子どもの未来」をコンセプトに、クリエイティブに未来を創る力を持った子どもを育てるお母さんたちの知的探究心に応え、新しい発見と成長の場を提供する活動をされています。その代表を務める中曽根氏は、ジャーナリストとして実際の教育現場を取材され、また中学受験や教育に関する本を多数執筆されています。今回は、そのような中曽根氏から、これからの子どもたちが向かっていく未来と、その中で変化していく教育の在り方についてお話しいただきました。
これから答えのない社会へと向かっていく時代において、自ら考え行動できる人や、新たな価値観を創造できる人、チームで協働できる人が求められている、と中曽根氏。
この流れを受け、2020年からは大学入試が思考力や判断力を問う新型入試にシフトしていくほか、中学入試も新しいタイプへと変化が進み、単なる偏差値だけでは判断できない中で、しっかり進路について考える必要があるとお話されました。
このように予測のできない社会において必要な力は、経験したことのないような困難に出会っても、そこでくじけずに前に進める『失敗力』であると中曽根氏。
失敗力を持ってたくましく生きるためには、お母さんの接し方がとても大切で、日々の生活の中で、子どもが頑張ったことや成長したことをしっかり褒めてあげることの重要性を強調されていました。
穏やかな笑顔とあたたかい口調でこれからの社会や教育の変化について語る中曽根氏に、参加された皆さまだけでなく我々スタッフも、「これからの未来を生きる子どもたちのために、私たちは何ができるか?」を深く考えることができた素晴らしい講演会となりました。
登壇者プロフィール
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中曽根 陽子氏(なかそね ようこ)
教育ジャーナリスト マザークエスト代表
教育機関の取材やインタビュー経験が豊富で、紙媒体からWEB連載まで幅広く執筆。子育て中の女性に寄り添う視点に定評があり、テレビやラジオなどでもコメントを求められることも多い。海外の教育視察も行い、偏差値主義の教育からクリエイティブな力を育てる探求型の学びへのシフトを提唱し、講演活動も精力的に行っている。また、人材育成のプロジェクトである子育てをハッピーにしたいと、母親のための発見と成長の場「マザークエスト」を立ち上げて活動中。『一歩先いく中学受験 成功したいなら「失敗力」を育てなさい』(晶文社)、『後悔しない中学受験』(晶文社出版)、『子どもがバケる学校を探せ! 中学校選びの新基準』(ダイヤモンド社)など著書多数。ビジネスジャーナルで「中曽根陽子の教育最前線」を連載中。
中曽根 陽子氏,
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