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江藤 真規氏 × 小野寺 敦子氏

「発達心理学者に学ぶ!思春期の女の子の育て方」

アイコン 思春期(11~18歳) +

3月23日(火)江藤 真規氏 × 小野寺 敦子氏による「発達心理学者に学ぶ!思春期の女の子の育て方」の講演会をZoom配信いたしました。
「母親が知らないとツライ『女の子』の育て方」の著者であり、お二人のお嬢さんが東大卒で、教育コーチングを指導される「マザーカレッジ」主宰の江藤氏と、「パパのための娘のトリセツ」の著者であり、発達心理学者である小野寺氏が初対談。
「発達心理学的な思春期の女の子の特徴」について、小野寺氏の女性下着メーカー「ワコール」との5年間におよぶ共同研究の結果をご報告いただきました。現代の10歳は、40%がときどきお化粧をして、80%は恋愛中、好きな洋服の色はモノトーン。保護者世代がイメージしているよりも、かなり「おませさん」だと語りました。思春期というのはカラダとココロの成長が著しくバランスがとれずに、不安定な時期。自分の変化に戸惑いながら親からの心理的自立の時期であるから、背伸びをしたり、イライラするのは当たり前であり、成長している過程と考えてほしいと強調しました。
 とはいえ、「不機嫌な態度や反抗的な日常で、どのような声をかけたらよいのか?」については、コーチングをベースにした具体的な方法を江藤氏が説明しました。「まずは雑談!」をすることで子どもの心スペースを作ること。子どもの好きな話題、おいしいものを用意するなどの場作りをすること、母親自身が苦手なことを教えてもらうようにお願いをしてみるなどが良いとしました。そして、「どんな風になりたいのか?(理想)」「今はどうなの?(現状)」「そのギャップをどううめていく?」「いつから始める?」という流れで対話を進めることで、考える力や未来をみる力を身につけることがこの時期に必要だとしました。
「ステキな人生の先輩である講師の先生方が、にこやかに温かく寄り添ってお話しくださったので、構えずにリラックスしてお話をうかがうことができました。娘を受け止めることは自分を受け止めることなのかな、と、もう少し母であることだけでなく、自分自身の人生について考えてみようと、とても前向きな気持ちになりました。」など多数のポジティブな感想が寄せられた対談となりました。

登壇者プロフィール
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江藤 真規氏(えとう まき)
株式会社サイタコーディネーション代表取締役/マザーカレッジ主宰
アカデミックコーチング学会理事/公益財団法人 民際センター評議員/一般財団法人教育振興財団 理事
東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。2人の娘の子育て経験を通して、親子間のコミュニケーションの重要性を実感、コーチングの認定資格を取得。現在、教育コーチングオフィス、サイタコーディネーション代表として、保護者、教職員を対象とした講演・セミナー、執筆活動などを行う。子育ての孤立化を防ぎ、よりよい子育てに向かうためには「保護者同士のつながりの場」が必要と感じ、2010年春、子育てコーチングスクール「マザーカレッジ」を設立。子どもの主体性・思考力・表現力を育む家庭環境作り、母親の社会的役割を拡げる活動を行っている。
著書は『勉強ができる子の育て方』『合格力コーチング』(以上、ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『ママのイライラ言葉言い換え辞典』(扶桑社)、『母親が知らないとツライ「女の子」の育て方』(秀和システム)など多数。
2019年度文部科学省「男女共同参画推進のための学び・キャリア形成支援事業」委員

小野寺 敦子氏(おのでら あつこ)
心理学博士/目白大学人間学部心理カウンセリング学科教授
東京都生まれ。1984年、 東京都立大学大学院人文科学研究科心理学専攻博士課程修了。 著書に『女50代のやっかいな人間関係』(河出書房新社)『 パパのための娘トリセツ』(講談社)『「エゴ・ レジリエンス」でメゲない自分をつくる本~ego- resilience~』(一藝社)、『 親と子の生涯発達心理学』(勁草書房)、『 手にとるように発達心理学がわかる本』『 ゼロから教えて発達障害』(共に、かんき出版)、『 小学生のことがまるごとわかるキーワード55』(金子書房) などがある。


小野寺 敦子氏
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