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榊原 悠司

「高学年になった時に困らない 4歳~9歳までの大人の関わり方」

こちらの動画は、開始より05分00秒間どなたでもご視聴いただけます。

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9月22日(火)「高学年になった時に困らない 4歳~9歳までの大人の関わり方」と題して、花まる学習会 中京ブロック ブロック長 榊原 悠司によるZoomライブ配信をいたしました。
年間200~300人の生徒を10年間指導してきた中で、榊原が経験してきたエピソードを中心に4歳~9歳までの子どもたちに、何を伝えるべきかを訴える講演会となりました。
小2女子は、キャンプファイヤーで火が燃えているのを見て、その火に触ってみたくて迷いなく近づき、危うくやけどを負うところを止めた野外での夜。聞いてみると、その子の家は、IHコンロで本物の火をこれまでに一度も見たことがなく、火というものを知らなかったそうなのです。また榊原自身、小学生の頃には、お風呂のお湯を用意するお手伝いを担当していて、お湯がいっぱいになるまでの時間を考えて、時計が自然に読めるようになり、湯加減をよくするためにお湯の温度予測する習慣も身についたけれど、昨今は全部自動でしてくれるので、学びの機会が減っているとしました。少し前には当たり前に経験できたことが、世の中が便利で安全になるにつれて、経験できなくなっているので、できるだけ「不便な経験」ができる工夫を大人は考えてあげてほしいと訴えました。
算数の授業では「半分」にするという意味が理解しづらい生徒が以前に比べて増えていると危惧。榊原自身が小学生の時には券売機で切符を購入して、しかも大人料金の半額というのを当たり前に計算したり、料金表を見ていた経験と、今のICカードをかざすだけの行為の違いに思い当たったと言います。数に対するボリューム感覚や、大きさや重さについて検討をつける体験をふだんの生活の中で意識して持てるといいとしました。
スキーキャンプにおいて、練習中にトイレが間に合わずに漏らしてしまう小3の生徒。練習に集中してしまうと、トイレまでの移動時間やウェアを脱ぐ時間を逆算できないことで何度も失敗を繰り返します。子どもは失敗を1度では直せないもの。いつか直ると信じて見守る姿勢が大切だと訴えます。その生徒は翌年のスキーキャンプでは、問題なくトイレに行けるように成長をしていたことを嬉しそうに語りました。
このほかにも「小3で宿題をやらない生徒に叱りきった話」「小1ではやる気にあふれていたのに、小2でやる気をなくしてしまった生徒を立ち直らせたお母さんの方法」「母娘が思春期で険悪になってしまった時の解消法」など現場の先生だから語られる具体例満載の講演会となりました。

登壇者プロフィール
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榊原 悠司(さかきばら ゆうし)
花まる学習会 中京ブロック ブロック長
1989年愛知県生まれ。小学校から高校まではサッカーに打ち込むが、大学では箱根駅伝出場を夢見て青山学院大学に進学。
陸上経験ゼロだったので一年目は入部を認められなかったが、一年間練習生として練習に参加をすると、二年目には入部を認められ駅伝部の寮に入寮。原晋監督の指導を受け、陸上競技を通して人間力の大切さも学ぶ。
2013年花まる学習会に入社し神奈川ブロックに配属されたのち、2015年度に中京ブロック長として名古屋に赴任。愛知県、静岡県、岐阜県、三重県の四県の責任者として教室・事業を展開。


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