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小宮山 利恵子氏 × 佐渡島 庸平氏 × 高濱 正伸

「これからのAI時代 好きなことに没頭する子どもの育て方」

こちらの動画は、開始より05分00秒間どなたでもご視聴いただけます。

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11月19日(金)小宮山 利恵子氏 × 佐渡島 庸平氏 × 高濱 正伸による「これからのAI時代 好きなことに没頭する子どもの育て方」と題した対談をZoom配信いたしました。
リクルートにてスタディサプリ教育AI研究所所長をされている小宮山 利恵子氏、『宇宙兄弟』『ドラゴン桜』と数々のヒット作の編集を手掛けられ、株式会社コルクの代表をつとめられる佐渡島 庸平氏をお招きし、高濱を交えての対談となりました。
冒頭、小宮山氏より「AI時代の社会、人材」「オンライン教育時代に親が大切にすべきこと」という観点で講演をいただきました。先進国の中で遅れていた日本のICT教育はコロナ禍で加速し、日本の教育現場も変わりつつあることについて言及しました。また、AIの台頭によって変わる雇用の在り方や、職業観についても触れられました。今の小学生の半数以上は今はまだない仕事に就くことが予測されるため、大人のこれまでの常識や価値観が通用しない世の中になると予測されました。また、テクノロジーの活用に目が向きがちですが、世界の中でも注目される最先端な教育を取り入れている学校では「五感を使ったアナログ、かつデジタルな学び」を大切にしている、といった紹介もありました。
佐渡島氏を交えた高濱との対談では、まず「日本の教育について」というテーマで語られました。佐渡島氏は「日本の教育は基礎学力の定着という意味ではとてもよくできているがそういったなかで、東京を中心とした受験偏重になりつつある事態」について言及されました。高濱は「日本の教育は失敗をさせない。すべてが“ことなかれ”で構築されてしまっており、子どもたちが失敗して落ち込んだり、困難に立ち向かう機会がないこと」に問題提起しました。また「日本で唯一機能しているのは部活である。自分で意思を持って考えて、試行錯誤することはプロジェクト型の学習になっている」と話しました。
また、小宮山氏・佐渡島氏ともにお子さまがいらっしゃるということもあり、ご自身のお子さまとの関わり方についても話がありました。「五感が鍛えられ、好奇心さえあれば知識はいくらでも入ってくる」と話す佐渡島氏はコロナ禍で東京から地方への移住を決意されました。一方、東京で子育てをされている小宮山氏は「日本、海外を一緒に旅行をし、子どもに自然と疑問符が浮かぶような体験を意識的に取り入れてきた」、という話がありました。高濱からも「親が出来るのは機会と経験を提供するのみ」との話があり、三者とも意気投合するシーンもありました。
その他、「受験」や「没頭体験」「デジタルデバイス」など様々なテーマについて会話が繰り広げられ、「子どもと向き合う際の親の在り方」を考えさせられる対談となりました。

登壇者プロフィール
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小宮山 利恵子氏(こみやま りえこ)
スタディサプリ教育AI研究所所長、東京学芸大学大学院准教授
1977年東京都生まれ。早稲田大学大学院修了後、衆議院、ベネッセ等を経て2015年リクルート入社。東京工業大学リーダーシップ教育院、「教育におけるICT利活用促進をめざす議員連盟」、ANA、熊本県八代市などのアドバイザーを兼務。その他経団連EdTech戦略検討会座長等。留学経験は韓国、チュニジア、米国。一児の母。近著に『教育AIが変える21世紀の学び』(共訳、北大路出版、2020年)、『レア力で生きる「競争のない世界」を楽しむための学びの習慣』(KADOKAWA、2019年)、『新時代の学び戦略』(産経新聞出版、2019年)

佐渡島 庸平氏(さどしま ようへい)
株式会社コルク代表取締役社長
1979年生まれ。東京大学文学部卒業後、2002年講談社入社。週刊モーニング編集部にて、『ドラゴン桜』(三田紀房)、『働きマン』(安野モヨコ)、『宇宙兄弟』(小山宙哉)などの編集を担当する。2012年講談社退社後、クリエイターのエージェント会社、コルクを創業。著名作家陣とエージェント契約を結び、作品編集、著作権管理、ファンコミュニティ形成・運営などを行う。従来の出版流通の形の先にあるインターネット時代のエンターテインメントのモデル構築を目指している。
Twitter: @sadycork / Youtube【編集者 佐渡島チャンネル】 : https://bit.ly/3fopD9P

高濱 正伸(たかはま まさのぶ)
1959年熊本県人吉市生まれ。県立熊本高校卒業後、東京大学へ入学。東京大学農学部卒、同大学院農学系研究科修士課程修了。花まる学習会代表、NPO法人子育て応援隊むぎぐみ理事長。算数オリンピック作問委員。日本棋院理事。
1993年、「この国は自立できない大人を量産している」という問題意識から、「メシが食える大人に育てる」という理念のもと、「作文」「読書」「思考力」「野外体験」を主軸にすえた学習塾「花まる学習会」を設立。1995年には、小学校4年生から中学3年生を対象とした進学塾「スクールFC」を設立。チラシなし、口コミだけで、母親たちが場所探しから会員集めまでしてくれる形で広がり、当初20名だった会員数は、23年目で20000人を超す。また、同会が主催する野外体験企画であるサマースクールや雪国スクールは大変好評で、年間約10000人を引率。
各地で精力的に行っている、保護者などを対象にした講演会の参加者は年間30000人を超え、なかには“追っかけママ”もいるほどの人気ぶり。
障がい児の学習指導や青年期の引きこもりなどの相談も一貫して受け続け、現在は独立した専門のNPO法人「子育て応援隊むぎぐみ」として運営している。
公立学校向けに、10年間さまざまな形での協力をしてきて、2015年4月からは、佐賀県武雄市で官民一体型学校「武雄花まる学園」の運営にかかわり、市内の公立小学校全11校に拡大されることが決定した。
ロングセラー『伸び続ける子が育つお母さんの習慣』ほか、『小3までに育てたい算数脳』『わが子を「メシが食える大人」に育てる』『算数脳パズルなぞぺ~』シリーズ、『メシが食える大人になる!よのなかルールブック』など、著書多数。関連書籍は200冊、総発行部数は約300万部。
「情熱大陸」「カンブリア宮殿」「ソロモン流」など、数多くのメディアに紹介されて大反響。週刊ダイヤモンドの連載を始め、朝日新聞土曜版「be」や雑誌「AERA with Kids」などに多数登場している。
ニュース共有サービス「NewsPicks」のプロピッカー、NHKラジオ第一「らじるラボ」の【どうしたの?~木曜相談室~】コーナーで第2木曜日の相談員を務める。


高濱 正伸
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佐渡島 庸平氏
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佐渡島 庸平
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小宮山 利恵子氏
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