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伊井 哲朗氏 × 高濱 正伸

「これからの時代を生き抜く子どもに必要な『お金の教育』とは」

こちらの動画は、開始より05分00秒間どなたでもご視聴いただけます。

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3月2日(火)伊井 哲朗氏 × 高濱 正伸による対談「これからの時代を生き抜く子どもに必要な『お金の教育』とは」をZoomにて配信いたしました。
まずお金の考え方については、「社会にお金が循環していることに関心を持つことが大事」と伊井氏。からだ全体を経済に例えると「金融は血液」であり、血液がちゃんと循環しないと経済が停滞してしまいます。子どもの時から「お金がぐるぐると社会を回っている」と意識することで社会全体への理解も進み、金融を考える姿勢が身につくと述べました。
次に、日本人に苦手なイメージがある投資について。アメリカでは2人に1人が投資信託を保有しているのに対して、日本では14人に1人しか保有していない現状を紹介します。結果として投信残高が少なく預金残高が多くなり、日本の社会はお金をうまく活用できていないとします。そして、30年間投資信託の積み立てをすることでどの程度資金が変化するのかを示した上で、個人としても社会全体としても投資にお金を回すことが大切であることを訴えました。また、子どもに株や投資信託をプレゼントしたいするなど、投資について一緒に考える経験を通じて、「いい会社」や「いい投資」について考えたり会話をしたりすることにつながるとしました。
さらに、伊井氏による子どもたちとのワークショップの事例を説明。子どもに「お年玉を1万円もらったらどうするか」と問いかけるワークショップでは、「①貯める②使う③増やす④寄付する」の4つのうち、多くの子供たちは①ためる②使うを選択します。そこで子どもたちに、犬の殺処分問題の解決のために自分たち自身は何かをできなくても、寄付を通じてそれに取り組む人を支援することができるという仕組みを説明すると、多くの子どもたちが寄付を選択するようになると語りました。このように投資ばかりではなく、寄付という行動を通しても、子ども自身が社会にある様々な課題を考えるきっかけとなるとし、家庭でもぜひ寄付にも取り組んでもらいたいと述べました。
高濱も、親自身が「投資」「お金」に対する旧来のイメージを変えていくことが大切であると強調しました。参加者の方からは「投資信託は商品選びが難しいのではと敬遠していましたが、ご説明が非常に分かりやすく、すぐにでも始めたいです」「中高生の息子たちにもやらせてみたいと思いました。」など、具体的に行動に移したいという声が多数あがる講演会となりました。

登壇者プロフィール
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伊井 哲朗氏(いい てつろう)
コモンズ投信株式会社 代表取締役社長兼最高運用責任者
国内外の大手証券会社を経て、コモンズ投信創業と共に現職(2012年7月から最高運用責任者兼務)。
コモンズ投信は、次世代のための長期投資を掲げる独立系運用会社。
同社のロゴに込められた想いは「親子が手を携え、こどもたちの時代をより良い社会にしていく」
著書やメディア出演も多数。
コモンズ投信の企業理念:https://www.commons30.jp/company/

高濱 正伸(たかはま まさのぶ)
1959年熊本県人吉市生まれ。
県立熊本高校卒業後、東京大学へ入学。
東京大学農学部卒、同大学院農学系研究科修士課程修了。
花まる学習会代表、NPO法人子育て応援隊むぎぐみ理事長。
算数オリンピック作問委員。日本棋院理事。

1993年、「この国は自立できない大人を量産している」という問題意識から、「メシが食える大人に育てる」という理念のもと、「作文」「読書」「思考力」「野外体験」を主軸にすえた学習塾「花まる学習会」を設立。1995年には、小学校4年生から中学3年生を対象とした進学塾「スクールFC」を設立。チラシなし、口コミだけで、母親たちが場所探しから会員集めまでしてくれる形で広がり、当初20名だった会員数は、23年目で20000人を超す。また、同会が主催する野外体験企画であるサマースクールや雪国スクールは大変好評で、年間約10000人を引率。
各地で精力的に行っている、保護者などを対象にした講演会の参加者は年間30000人を超え、なかには“追っかけママ”もいるほどの人気ぶり。

障がい児の学習指導や青年期の引きこもりなどの相談も一貫して受け続け、現在は独立した専門のNPO法人「子育て応援隊むぎぐみ」として運営している。

公立学校向けに、10年間さまざまな形での協力をしてきて、2015年4月からは、佐賀県武雄市で官民一体型学校「武雄花まる学園」の運営にかかわり、市内の公立小学校全11校に拡大されることが決定した。
ロングセラー『伸び続ける子が育つお母さんの習慣』ほか、『小3までに育てたい算数脳』『わが子を「メシが食える大人」に育てる』『算数脳パズルなぞぺ~』シリーズ、『メシが食える大人になる!よのなかルールブック』など、著書多数。関連書籍は200冊、総発行部数は約300万部。

「情熱大陸」「カンブリア宮殿」「ソロモン流」など、数多くのメディアに紹介されて大反響。週刊ダイヤモンドの連載を始め、朝日新聞土曜版「be」や雑誌「AERA with Kids」などに多数登場している。
ニュース共有サービス「NewsPicks」のプロピッカー、NHKラジオ第一「らじるラボ」の【どうしたの?~木曜相談室~】コーナーで第2木曜日の相談員を務める。


高濱 正伸
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