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明橋 大二氏 × 高濱 正伸

「『HSC(ひといちばい敏感な子)の子育て』から学ぶ幸せな親の関わり方」

こちらの動画は、開始より05分00秒間どなたでもご視聴いただけます。

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1月25日(火)明橋 大二氏 × 高濱 正伸による「『HSC(ひといちばい敏感な子)の子育て』から学ぶ幸せな親の関わり方」と題した対談をZoom配信致しました。
 はじめに明橋氏はHSCについて、障害ではなく性格であるため、治すものではなく生かしていくものだと説明されました。次に、HSCの特徴を4つに分けて、「①深く考える。②過剰に刺激を受けやすい。③共感力が高く感情の反応が強い。④ささいな刺激を察知する。」と順に解説されました。それぞれについてよくある具体的な場面とその適切な対処法を解説しました。更に、HSCの自己肯定感を育てる6つの方法を紹介。(1)子どもを信じる。(2)共感する。(3)スモールステップを設定する。(4)心の安全基地を作っておく。(5)その子のペースを尊重する。(6)少し背中を押してみる。これらについてもひとつずつ詳しく解説しました。
講演の最後に明橋氏は、HSCに配慮した教育を「一部の子どもへの特別対応」として難しく捉える人もいるが、実はそうではなく、全ての子どもが過ごしやすい環境づくりに繋がる支援であると強調しました。
 後半の対談パートでは、事前にいただいた「親自身もHSPの場合」についてのご相談に対し、高濱は「心配事を話し共感してもらえる、親自身が安心できる居場所を作ること」を勧めました。また「HSCの受験」に関するご質問に対して、明橋氏は、HSCの子は親の希望を読んで期待に沿おうとするので、フラットに子どもの気持ちを尊重する姿勢を大切にしてほしいと述べました。高濱は、親子とはいえ、人間同士だから、言葉の捉え方ひとつで後ろ向きになることもあるが、焦らずゆったり構えて機会を待つことが大事だと語りました。その他にも寄せられました「発達障害との違い」「本人への伝え方」「HSCの反抗期」についてのご質問にお答えしました。明橋氏と高濱の問題意識の原点や活動の方向性などに共通点が多く、それぞれの言葉で子育ての核心に迫る、大変熱を帯びた対談となりました。


登壇者プロフィール
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明橋 大二氏(あけはし だいじ)
精神科医
S34年、大阪府に生まれる。S60年、京都大学医学部卒業。S60~62、国立京都病院内科。S62~H1、名古屋大学付属病院精神科。H1~H5、愛知県立城山(しろやま)病院精神科。H6年1月~、富山病院心療内科。
専門:精神病理学、児童思春期精神医療
現在、児童相談所嘱託医、NPO法人子どもの権利支援センターぱれっと理事長、一般社団法人HAT共同代表。
富山県虐待防止アドバイザー、富山県いじめ問題対策連絡会議委員、南砺市政策参与。
TV出演として、「情報ライブミヤネ屋」「世界一受けたい授業」「報道ステーション」など。

著書に、『なぜ生きる』『子育てハッピーアドバイス』『忙しいパパのための子育てハッピーアドバイス』『子育てハッピーアドバイス 大好き!が伝わるほめ方・叱り方』『0〜3歳のこれで安心子育てハッピーアドバイス』『3~6歳のこれで安心子育てハッピーアドバイス』『見逃さないで!子どもの心のSOS』『みんな輝ける子に』『親と子の心のパイプは、うまく流れていますか?』『HSCの子育てハッピーアドバイス』(以上1万年堂出版)『生きるのがラクになるたったひとつの言葉』(主婦と生活社)など。
翻訳書『ひといちばい敏感な子(HSC)』(青春出版社)「ひといちばい敏感なあなたが人を愛するとき」(青春出版社)
子育てハッピーアドバイスは、シリーズで400万部を超えるベストセラーとなっているほか、韓国、中国、台湾、タイ、ベトナムにて、翻訳出版されている。

高濱 正伸(たかはま まさのぶ)
1959年熊本県人吉市生まれ。県立熊本高校卒業後、東京大学へ入学。東京大学農学部卒、同大学院農学系研究科修士課程修了。花まる学習会代表、NPO法人子育て応援隊むぎぐみ理事長。算数オリンピック作問委員。日本棋院理事。
1993年、「この国は自立できない大人を量産している」という問題意識から、「メシが食える大人に育てる」という理念のもと、「作文」「読書」「思考力」「野外体験」を主軸にすえた学習塾「花まる学習会」を設立。1995年には、小学校4年生から中学3年生を対象とした進学塾「スクールFC」を設立。チラシなし、口コミだけで、母親たちが場所探しから会員集めまでしてくれる形で広がり、当初20名だった会員数は、23年目で20000人を超す。また、同会が主催する野外体験企画であるサマースクールや雪国スクールは大変好評で、年間約10000人を引率。
各地で精力的に行っている、保護者などを対象にした講演会の参加者は年間30000人を超え、なかには“追っかけママ”もいるほどの人気ぶり。
障がい児の学習指導や青年期の引きこもりなどの相談も一貫して受け続け、現在は独立した専門のNPO法人「子育て応援隊むぎぐみ」として運営している。
公立学校向けに、10年間さまざまな形での協力をしてきて、2015年4月からは、佐賀県武雄市で官民一体型学校「武雄花まる学園」の運営にかかわり、市内の公立小学校全11校に拡大されることが決定した。
ロングセラー『伸び続ける子が育つお母さんの習慣』ほか、『小3までに育てたい算数脳』『わが子を「メシが食える大人」に育てる』『算数脳パズルなぞぺ~』シリーズ、『メシが食える大人になる!よのなかルールブック』など、著書多数。関連書籍は200冊、総発行部数は約300万部。
「情熱大陸」「カンブリア宮殿」「ソロモン流」など、数多くのメディアに紹介されて大反響。週刊ダイヤモンドの連載を始め、朝日新聞土曜版「be」や雑誌「AERA with Kids」などに多数登場している。
ニュース共有サービス「NewsPicks」のプロピッカー、NHKラジオ第一「らじるラボ」の【どうしたの?~木曜相談室~】コーナーで第2木曜日の相談員を務める。



高濱 正伸
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