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佐藤 亮子氏 × 小川 大介氏 × 高濱 正伸

「子育てプレミアム対談第5回 家庭での学習習慣のつくりかた」

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2月4日(木)佐藤 亮子氏 × 小川 大介氏 × 高濱 正伸による「子育てプレミアム対談第5回 家庭での学習習慣のつくりかた」をzoomにて配信いたしました。
 3男1女東大理3合格の“佐藤ママ”こと佐藤 亮子氏について、高濱は「オリンピックでいえば、お子さん4人が全員金メダルをとったような佐藤さん」と紹介。中学受験で、灘、開成、筑駒に合格した息子さんの現役パパである小川 大介氏を司会にお迎えして、学習環境の作り方、習慣化するためのプロセスをうかがいました。
「とても厳しいお母さんと思われているけれど、子どもの18年間に責任を持とうと決意して、子どもがいつも笑顔でいられるような状況を作りたいと思ってきただけなんですよ」と佐藤氏。「ずーーっと、子どものウケ狙いで生きてきた」と断言され、4人のお子さんはそれぞれキャラクターが異なるので、よく観察して最適なものを渡すようにしてきたと語りました。高濱は「それこそ、子育ての肝。子どもの笑顔に焦点をあてていることがいちばん
佐藤氏はご長男を身ごもられて半年の時、小1~小6の教科書を取り寄せて、どんなことを学ぶのかの大枠をつかんでおき、小学校入学時に困らないように文字を書けるようにして、あとは言葉を豊富にインプットするために1万冊の絵本と多くの童謡を聞かせることをしながら、ゆったりと幼少期を過ごしたと語りました。
学習習慣について、①ゴールを決めて、終われば追加しないで遊んでよし!②毎日決まった時間に手を叩いて「さあ、やるよ!」と声をかける③勉強をすることは当たり前という家の空気にする、の3点をあげました。勉強する時間は、朝でも夜でも、ご家庭によって都合のいい時間でよいが、決めた時間は厳守することがポイント。親の都合で流動的にすると習慣にならないとしました。
お悩みによくある「忘れものしやすい」子について。忘れものをしやすいのは「性格」なので、それを怒ったことはないと佐藤氏。「忘れものをして、学校で先生に怒ってもらえばいい」という保護者の方がいるけれど、それは親が先生側に立ってしまうことになる。「いつも子どもの側にたって味方でいる」佐藤氏は、「忘れものをしないようにしようね」と声をかけて、子どもと一緒に早めに準備するようにしてきたと語りました。そんな風に過保護していたら、大人になったら困るという方もいるが、大人になった時に「自分は忘れものがしやすい」と自覚して行動できればよいとしました。高濱も「マイナスのことも、自分はこういう人間なんだ」とメタ認知できることで、気をつけられるようになることが大事だと重ねました。小川氏は、「忘れものをすること」を他に集中できるものがある、没頭することができると捉えることも大切だと付け加えました。
 「子育ては比較したら地獄に落ちる」「子どもを全面的に受け入れて寄り添う」「人生はトライ&エラー」「やっぱり言葉が大切」と多くの金言にあふれた対談となりました。


登壇者プロフィール
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佐藤 亮子氏(さとう りょうこ)
奈良県在住。大分県で高校まで過ごし、津田塾大学へ進学。卒業後、大分県内の私立高校で英語教師として2年間教壇に立つ。その後、結婚し専業主婦で三男一女を育てる。長男、次男、三男は灘中・高等学校、長女は洛南高等学校附属中・洛南高等学校に進学。その後、4人の子供全員が東京大学理科3類に合格。子育てが一段落した現在、中学受験塾・浜学園のアドバイザーを務めながら、全国で講演活動を行っている。NHK文化センターの青山教室・梅田教室の講師をしている。『東大に入るお金と時間の使い方』(ダイヤモンド社)『3歳までに絶対やるべき幼児教育:頭のいい子に育てる』(東洋経済新報社)『佐藤ママの子育てバイブル』(朝日新聞出版)『私は6歳までに子どもをこう育てました」(中央公論新社)『東大脳を育てる!読み聞かせ絵本100」(玄光社)「決定版・受験は母親が9割佐藤ママ流の新入試対策』(朝日新書)『3男1女東大理3合格!教えて!佐藤ママ18歳までに親がやるべきこと』(祥伝社)『中学 高校 大学志望校に一発合格する過去問攻略法』(光文社)など著者多数。

小川 大介氏(おがわ だいすけ)
教育家。中学受験情報局「かしこい塾の使い方」(https://www.e-juken.jp)主任相談員。
京大法を卒業後、社会人プロ講師によるコーチング主体の中学受験専門個別指導塾を創設。子どもそれぞれの持ち味を瞬時に見抜き、本人の強みを生かして短期間の成績向上を実現する独自ノウハウを確立する。塾運営を後進に譲った後は、教育家として講演、人材育成、文筆業と多方面で活動している。6000回の面談で培った洞察力と的確な助言が評判。自らも「見守る子育て」を実践し、一人息子は電車の時刻表集めやアニメ「おじゃる丸」に熱中しながらも、中学受験で灘、開成、筑駒すべてに合格。
メディア取材も多く、『頭がいい子の家のリビングには必ず「辞書」「地図」「図鑑」がある』(すばる舎)、『1日3分!頭がよくなる子どもとの遊びかた』(大和書房)、『5歳から始める最高の中学受験』(青春出版社)、『頭のいい子の親がやっている「見守る」子育て』(KADOKAWA)など著書多数。
Facebook:小川大介の『見守る子育て研究所』
(https://www.facebook.com/Mimamoru.Kosodate/)
YouTubeチャンネル:見守る子育て研究所
(youtube.com/c/見守る子育て研究所)

高濱 正伸(たかはま まさのぶ)
1959年熊本県人吉市生まれ。県立熊本高校卒業後、東京大学へ入学。東京大学農学部卒、同大学院農学系研究科修士課程修了。花まる学習会代表、NPO法人子育て応援隊むぎぐみ理事長。算数オリンピック作問委員。日本棋院理事。

1993年、「この国は自立できない大人を量産している」という問題意識から、「メシが食える大人に育てる」という理念のもと、「作文」「読書」「思考力」「野外体験」を主軸にすえた学習塾「花まる学習会」を設立。1995年には、小学校4年生から中学3年生を対象とした進学塾「スクールFC」を設立。チラシなし、口コミだけで、母親たちが場所探しから会員集めまでしてくれる形で広がり、当初20名だった会員数は、23年目で20000人を超す。また、同会が主催する野外体験企画であるサマースクールや雪国スクールは大変好評で、年間約10000人を引率。
各地で精力的に行っている、保護者などを対象にした講演会の参加者は年間30000人を超え、なかには“追っかけママ”もいるほどの人気ぶり。
障がい児の学習指導や青年期の引きこもりなどの相談も一貫して受け続け、現在は独立した専門のNPO法人「子育て応援隊むぎぐみ」として運営している。
公立学校向けに、10年間さまざまな形での協力をしてきて、2015年4月からは、佐賀県武雄市で官民一体型学校「武雄花まる学園」の運営にかかわり、市内の公立小学校全11校に拡大されることが決定した。
ロングセラー『伸び続ける子が育つお母さんの習慣』ほか、『小3までに育てたい算数脳』『わが子を「メシが食える大人」に育てる』『算数脳パズルなぞぺ~』シリーズ、『メシが食える大人になる!よのなかルールブック』など、著書多数。関連書籍は200冊、総発行部数は約300万部。
「情熱大陸」「カンブリア宮殿」「ソロモン流」など、数多くのメディアに紹介されて大反響。週刊ダイヤモンドの連載を始め、朝日新聞土曜版「be」や雑誌「AERA with Kids」などに多数登場している。
ニュース共有サービス「NewsPicks」のプロピッカー、NHKラジオ第一「らじるラボ」の【どうしたの?~木曜相談室~】コーナーで第2木曜日の相談員を務める。



高濱 正伸
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小川 大介氏
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